6月末が有効期限の無料チケットがあったので、公開初日に行ってきた。
Formura 1…りょうすけが中学生の時(1989-1992)ぐらいで盛り上がってたな。マクラーレンホンダとしてホンダが参戦してたり、セナが事故死するとかがあの時期のホットなF1ニュースだった気がする。
そんなニュースを聞いてはいたが、りょうすけくんは全くFormura 1に興味がない。
だって、自分が運転することがないから。
自分が、仮想的にでも体験できないことって共感する余地が全く無いので興奮しないし楽しくないよね。人が運転するF1カーという戦闘機が走ってるところを見ても全然面白くないのよ。
マラソンだって、りょうすけくんは自分がマラソンやるまで全く興味なくTVでも見なかったし、箱根駅伝も全く興味がなかった。自分が走るようになってから箱根駅伝はちらっと見るようになったし、東京マラソンの中継はとても楽しんでいる。東京マラソンは自分が5回以上走ってるから、コースも知ってるから見てて楽しい。
ツールドフランスだって、りょうすけくんがトライアスロンやり始めてから見るようになった。ヒルクライムのツラさやダウンヒルの恐怖、フラットコースの踏ん張りなどは体験しているから余計感情移入ができるモノ。
正直、体験してない人がマラソンやツールドフランスを見てて何を楽しんでいるのだろう?と思う。
評論かぶってるのが気持ちいいんじゃないのかな?とかすら思ってる。
日本でのブームが2000年頃に終焉するまで、それ以降もりょうすけくんがまったくF1の興味がなかったのは「F1 the movie」のような映画が無かったのも影響すると思う。
映画は仮想的な体験をさせてくれる。それは宇宙旅行だったり、大災害だったり、宇宙人の襲来だったり。現実的ではないものも容易に映像として見えるのはよい。
そういう「仮想体験」を得られるのではないか、とこの映画は期待していた。
一度観て、この期待は正しかったと思う。とってもよかった。
「トップガンマーベリックのスタッフが手掛けた」とか言うどうでもいい情報もあったせいか、とてもオッサン臭い映画になってる気はする。余生を楽しんでる元F1ドライバーがF1に戻ってきてしまってチームを育ててる時点でそうなるよな。

ラブシーンも一応あるが、オッサンオバサンのそういうのは…と一瞬で終わる。一応「控えめ」だ。いいと思う。若い人に不必要だし。
とりあえず、映像がすごい。IMAXで観なかったけど、IMAXだったらもっとすごかったのかな、と思うほどよかった。
2000年前後にF1を観てたりょうすけくんが持ってるF1カーとずいぶん変わってることも認識した。 そしてF1に興味が出てきたと思う。この映画の功績はそういうところになる。
あと、最近Duolingoやってるからか、字幕版で観たが英語が結構分かった気がする。
円盤買って繰り返し見てみようかな、と思った。これなら円盤買ってもいいな。
この映画は、「視点」を共有できて興味が出たという意味ではよい作品だったなー。