「めんつゆひとり飯」3巻がいつの間にか発売してたw。

ひそかに購読している「ローカル女子の遠吠え」という作品の著者、瀬戸口 みづき先生の別作品「めんつゆひとり飯」。1~2巻までは購入して読んでましたがその後すっかりウォッチし忘れてて気が付いたら4巻まで発売されていました。

慌てて3, 4巻を購入いたしましたので、今日は3巻の感想文でも残しておこうと思います。

「めんつゆひとり飯」というタイトルから、最近下火になっている自炊ネタ漫画と思われます。確かに1巻は当時の流行に乗った「二匹目のどじょう」的な作品になっていましたが、この作品は2巻以降「めんつゆ」なんて人生のトッピングに過ぎない程度の扱いになります。

この作品は、今はもう普通に主人公を取り巻くちょっと変わった人たちを扱った日常コメディです。りょうすけくんは、これはこれで好きです。大好きです。

瀬戸口 みづき先生節は、もしかしたら読者によって許容できるかの差があるかもしれませんが…。日常コメディにも微妙なスパイスを入れてくる具合が、もうなんていうか、職人技なんですよね。そのスパイスの一つは微妙な「めんつゆ」以外の食材ウンチク。

3巻ではそれは「肉カス」でした。そういうのがあるのを知らんかったわ。

なんでもラードを作るために煮詰めた肉片の残りだそうです。静岡のローカルフード「富士宮やきそば」にも材料として使われているそうです。食べたことないのでどういうトッピングなのか全くわかりません。今度、高田馬場の静岡おでん居酒屋 ガッツで頼んでみようと思います。

作中ではタコ焼きに「肉カス」を入れるとすごくおいしくなる、と言う話なんですが…。未知の食材すぎて全然想像できませんw。

ラードを作るときに出てくる肉カスという扱いなのにラードより高いというのも不思議。1kgで2~3千円程度するそうです。これは本当に一回買って試してみたい。チャーハンとかに。

「スパイス」の一つと感じた、3巻で度肝を抜かれた2コマも取り上げとうございます。肉カスを購入するほどのグルメなぽっちゃりさんと、彼に恋する同僚の女の子がいるのですが、なんとか話するタイミングを作ろうと彼女なりに頑張った1コマ目の後….

「次はハラミの話をしような」という…え?ハラミ?肉の話だけどハラミをテーマにいきなりぶっこんで来たーっ!!っていう…なんかすごくない?今どきの若者はこういうものですか?

さて、「めんつゆ」を冠したこの作品はもちろん「めんつゆ」ネタもスパイスとして扱うことを忘れていません。

三杯酢をめんつゆで作ろうという発想がなかったので、りょうすけくんは本当に未熟者だなと思った次第です。

「めんつゆひとり飯」の3巻、おススメですよ。

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