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健康志向の酒飲みが考えることは大体同じ

好きなものは「しょっぱいものと酒」という自堕落な漫画家のエッセイがAmazonで0円で読める。Twitterでフォローしてても0円で読める。

何で知ったか全く忘れたが、心に刺さるいいエッセイが盛りだくさんな作品だ。

本当にダメ人間なりょうすけくんは共感しかないし、まだまだダメ人間なりょうすけくんには「まだダメな人がいる」と安心するし、もっとダメ人間なりょうすけくんは猛省する。ぜひダメ人間な方、ダメ人間にあこがれる方は参考資料として読んでいただきたい。

そこで出てきた一本をご紹介したい。その名も「ジェネリックノンアルビール」。ネーミングセンスがぱねぇ。

これ、やったよね。りょうすけくんはソーダストリームみたいなので麦茶に炭酸入れたんでしたが。そして、同じ感想でしたね。一口目ののど越しだけはビール!

現在6巻ぐらいまで0円で出ているので、Amazon Kindleを読んでる人で、もう暇な時間があってしょうがない人は読んでみてほしい。

谷口ジロー展に行ってきた。鼻血が出るかと思った。

谷口ジローとは

テレビ東京系列で放送されている「孤独のグルメ」のドラマの原作マンガの作画担当の漫画家です。「孤独のグルメ」は久住昌之が原作、作画を谷口ジローが担当していました。

文庫サイズで2巻出てますね。とりあえず、Amazonのリンクを貼ってみましたが、2巻を読んで記憶がありません。

「孤独のグルメ」でさえ「2巻を読んだっけかな?」と言ってる、この時点でお気づきかと思いますが、りょうすけくんは「谷口ジロー」については全くの素人です。

「孤独のグルメ」だけではなく、作品には2010年以降ドラマや映画などにも使われていたり、海外で話題になっているものもあるそうな。本当に何も知らなかった。

では、なぜ「谷口ジロー展」を知ったのか、来たか。単純で、ネットで話題になってたから。2017年に亡くなって、その後の原画展開催を知ったのもネットの話題。話題になった理由は「頭おかしい(褒めている)絵」だから。

ちょうど休みを取ったので朝から10時入館の予定で世田谷文学館に移動した。初めて芦花公園駅を降りました。京王線もすっごく久しぶりに乗りましたよ。

駅からは徒歩5分ぐらい。住宅街、介護施設が広がる街にちょこんと存在する世田谷文学館。

建物に入るとお土産ショップとチケットショップの先にラウンジがあります。チケットを買ってラウンジを見ると、井之頭五郎の立て看板がありました。一人で来たのでツーショットは無理ですね。自撮り?いや、今日はやめとこうかな。

今日は、「谷口ジロー展」について、りょうすけくんが感動したところをまとめたい。

トーン描写力

まずこれを見ていただこう。もう作品の名前すらメモし忘れたんだけど、スタジアムで開催されたボクシングの試合の1シーン。この原画の前で5分動けなかった。ずっと見入ってた。

動けなかったのは、二人のボクサーとリングの後ろにあるスタジアムの背景。

最初に見たところ、ペンか筆でスタジアムを書いて、色を薄く見せる白点描のトーンを貼って雰囲気を出しているのかと思った。よく見たら…この背景に鉛筆もペンも入ってない。

しまった。このスタジアムはトーンだけで描いてやがる…。

すでに「トーン」という言葉は出してしまっていますが、「トーン」とは細かい点の集合や網掛けで模様を作る粘着シートの事。細かい点の密度が高ければ黒に近いシートになるし、密度が低ければ薄いシートになる。

トーンについて、調べてたらとっても参考になるページがあったので参考資料として以下にリンクを貼っておきます。

上記の画像はAmazonから持ってきたもの。左のが点を集めて色が付いているように見える「トーン」。これは半透明のシートで、ペンやインクで描かれた漫画原稿の上に貼っても下の線は見える。シートを色を付けたいところに貼って、カッターの先で「点」を削ることもできる。

どっかから拾ってきた画像で恐縮だが、削ると以下のような模様に線を引くことができる。

「点」を集めたトーンの他に、上のトーン画像右の模様を用意した「トーン」も購入することができる。りょうすけくんの記憶が確かなら、1990年にこういう模様のトーンは売ってるところを見たことがないなー。

このページは3段階のトーンを使って構成している。原画展ではこういう「トーンの切れ目」も見どころです。以下、右の画像には「切れ目」に赤い線を引いてみました。

以下の画像には3段階になってる「切れ目」に線を引きました。「点」の密度の違うトーンを重ねると、重ねたところで別の模様ができる「モアレ」という現象が見えるのですが…そこはちゃんと計算して貼ってる様子。全然「モアレ」は見えません。さすがです。

こういうトーンだけの絵を作ったことがないのですが、予想するに制作はスタジアムの写真か、絵を描いたシートを用意し、その上から「トーン」を重ね、カッターで削って模様を作っていったんだと思われます。

もしかしたら、トーンと絵の間にプラ板を挟んだかも。あと、トレース台を一番下に置いているかも。

1頁の構成で削り間違いは結構目立つもの。かなり集中して作られたページだと思われます。本当に頭おかしい。

トーンだけのページは結構展示されます。これが1ページごとにすごくて、そのページの前の滞在時間が増えてしょうがないw。あんまり人の集まらない原画展で本当によかった。

次の1コマ目の背景もトーンだけで描かれているコマです。雪の白い点は修正液をポツポツしているところで、トーンは削っていませんね。

以下のページの2コマ目、人物の目に映る花もトーンだけで描かれています。花の雄しべ・雌しべもトーンだけで描かれていて…本当に頭おかしい。

以下の人物が空を浮遊しているシーン。空と地上の模様はトーンだけで描かれています。セリフ「さよなら」の周りの吹き出しはペンで描かれていました。

極めつけはこの山岳見開きページです。もうなんだこれ、ってぐらい頭おかしい。これも、右下の吹き出し以外はトーンだけで描かれています。

りょうすけくんとしてはトーンの達人は「シティーハンター」の北条司なんですが、もっとすごい人がいたんだ、と自分のアンテナの低さを反省しまくりです。

りょうすけくんはここ20年ぐらいまともにマンガ雑誌を読んでいないので、もっとトーンの達人はいるかもしれません。りょうすけくんの知見の中では、ということでご容赦ください。もしくは、「もっとすごいのがいる!」という場合はコメント欄にてご教授いただければと思います。

細かい描写力

今回の谷口ジロー展で驚いたのはトーンだけではありません。ネットでの他の来場者のいう通り、細かい描写に目を見張ります。

以下は犬を扱った作品の1ページ。120mの谷を飛び越える犬のページですが、この臨場感と言ったら…。

下の方の煙みたいなのはガーゼを丸めて朱肉にポンポンして適当な紙で様子見して原稿にポンポンしていく手法です。もちろん手前の地面にはかかってはいけないので何らかの蓋をしてマスキングして行ったのでしょう。

なによりも向かいの崖の側面の線。A4の原稿でこの細さは異常です。

カブラペンやGペンでは出せないので丸ペンを使っているかと思います。以下も適当にWebから拾ってきたものですが、漫画を描くペンは、ペン先というインクを付けて紙に線を描く消耗品の部品を、ペン軸というスティックに刺して作ります。ペン先の種類はG、丸、かぶらが多く使われるそうです。

「パタリロ!」や「翔んで埼玉」の摩耶峰央先生はカブラペンを使ってあの線を描き、5~6ページでペン先が潰れるので交換するという話を聞いています。(参照: 摩耶峰央原画展(1/4部)に行ってきた。)

谷口先生はこのページだけで丸ペンを何本消費したのだろう、と思いますね。

ほかにこのカラーページ。

実はこのページは、一般的なA4サイズの漫画原稿ではなく、B5サイズが使われていました。これでこの細かさ。雨が白い線で描かれていますが、どのように入れたのか気になります。当時の修正液はまだ粘度が高く、細かい線を描くのは苦手だったような気がするのですが、どうやって描いたのだろう。プロは薄めて丸ペンで描いたのかな…。

この馬と海から上陸するシーンも圧巻です。ここはさすがにトーンだけで描かれていませんが、まるで「波打ち際のデザインのトーン」を使ったかのような、こまかくて、きれいで、本当に海の写真を使ったんじゃないの?と思うページです。このページは、5分動けなかったな。

重ねて貼られたトーンも本当にきれいだし、なみの高低差が、白波の影も立体に見えるこの描写力。本当に、本当に頭がおかしい。

次にこの街のシーン。

この細かさ。デジタルな今の世界では写真を持ってきてツールの機能で線にすることはできます。ですが、そんなのまだ全然一般的じゃない時代のアナログなページ。しかもトーンが貼られている。

高層マンションも1フロアごと描かれていて、街が活きているようです。

写真をトレースするにしても、もうちょっとアップにして「さぼる」ことができただろうに。連載作品でこのクオリティは本当に頭がおかしい。

ちょっとした親近感

描写力から気づくこともあります。これは「歩く人」の一話。

セリフがなく、絵だけで見せる作品らしい。主人公が歩いている風景で見せるので、やはり描画力が必要です。ですが、これを見てるとふと気づくことがあります。

これ、玉川上水から多摩湖自転車歩行者道を経由して狭山湖にいくサイクリングロードじゃないか?

見たことのあるトンネル、電車が横を走る風景。

踏切に分断されるサイクリングロード。そしえ坂道とたどり着く湖、その先に富士山。

これは、りょうすけくんがよくランニングに使っている多摩湖自転車歩行者道から狭山湖に行った際に見られる光景。見慣れて風景です。

この富士山もトーンだけで描かれていますね。

って、「多摩湖自転車歩行者道」だと言い切ってるけどまだ確証を得られていません。作品も読んでないから。しかし、描写力からランニングで見慣れた風景を連想させている可能性は否定できません。

ルーブルの案件

世界的にある程度の評価を得てる谷口ジローはフランスのルーブル美術館からのオファーがもあったそうです。それが以下の原画。

カラーで描かれたそれはこれまでのトーンでの表現とは異なります。貼って剥がせるトーンと違い、塗ったら修正はほとんど難しいカラーページでのこのクオリティ。

小さなコマも手を抜いていません。まるで写真かのような細かさ、色使い。水彩絵の具を使っているのでしょう、薄くて綺麗な色が出ています。いや、比較的最近の作品だからコピックで塗ってるのかも?

食べ物の描写も、「孤独のグルメ」でモノクロで見せつけた実力をカラーでもまるで本物のように見せます。下の画像、生ハムの皿の横のグラスが本当に水が入ってるように見えます。

もうここまでくると劇画ではありません。漫画でもありません。絵画です。

ネームと原稿

原画展といえばネームと原稿の比較コーナーはお約束です。ネームとはコマ割りやセリフ、大まかな風景を描いた下書きの下書きみたいなもの。以下のようなものです。

これを編集者に見せて説明し、双方納得すればペン入れ作業に入ります。仕上がったのが以下のページ。

こういうネームという設計段階から完成形も併せて見られるのもなかなかないことです。普通、ネームなんて世に出てきませんからね。

谷口ジロー展を見終わって

10時に入館して12時すぎにショップでお土産を買いました。展示を見るのに2時間かかりました。点数はそんなに多くありません。見入ってしまったのでしょう。

捨てコマのない展示を並べられたらそれはしょうがありません。

雑誌「東京人」が谷口ジロー特集だったので、不勉強を反省して購入しました。あとルーブル美術館のオファーで描かれた「千年の翼、百年の夢」がカラーの大判とモノクロの文庫版が並んでいました。

カラー版をついふらふらっとレジに持って行ってしまいました。

帰宅後、見直してみましたが…やっぱり生原稿にはかなわない、印刷された乾いたカラーページがそこにありました。

谷口ジローを本当に知らなかった。知らなかったことで、つまらない人生を送っていたなと反省中だ。

最近はWebマンガとかでとにかく多種生産、デジタルリリースでマンガ作品がだいぶ手軽に生産されて消費されている気がする。手軽に生産されるために絵が雑だったりするのだが、それが悪いわけではない。絵は雑だが内容が濃いということもあるから。

一方、読者側もカジュアルに作品に接するようになってきてる気がする。漫画作品も多いので、漫画が消費物になった傾向もある。

りょうすけくんも多分に漏れず、だいぶ最近に「孤独のグルメ」の原作マンガを読んだために、「孤独のグルメ」にあった谷口ジローの「芸術性」を見落として、ストーリーだけを読んでしまったようだ。そのため、谷口ジローの他の作品に触れられなかった。これが本当にモッタイナイ。

読み手も、漫画の消費社会におぼれず、ちゃんと作品を一コマ一コマ味わうべきだな、と反省した。気づかせてくれた谷口ジロー先生には感謝しかない。

この原画展を見てしまったら、デジタルが主流になりつつあるマンガ作成業界において、アナログで見せつける作家も応援していきたい。もちろんデジタルも悪くないが、デジタルだとわからせない技術も必要じゃないかな、と思う。

「ゴールデンカムイ」とかは、デジタルの特徴が出過ぎてて微妙に面白い。(悪いとは全然言ってない)

マンガを楽しんでる人、谷口ジローという作品を見たい人、漫画に触れている人にはぜひ足を運んでいただき、驚愕して、「頭おかしい」と思っていただきたい原画展だった。2022年2月まで開催しているとのことなのでぜひ行ってほしい。

りょうすけくんも….もう一回行こうかなぁ。

鬼滅の刃原画展に行ってきた。

ムスメ達を送り出してから一日空いた。ムスメ達を迎えに行かなくていい日、16時や17時に必ず帰ってなくていい日ができたので自由に使わせてもらうことにした。ありがたい。

なにをしようか。ランニングやサイクリングで一日使うのもイイ。ランチを楽しみながら文化的な一日にしてもいい。やっぱり普段しないことをしたい。

ということで、今日は「鬼滅の刃」の原画展に行くことにした。

本当は、今日は長女ちゃんの運動会振り替え休日。いろいろ事情があって、「原画展」のチケットを取ったが大人一枚しか取れずだった。

妻ちゃんの協力により、長女ちゃんは妻と台場のデザインラボに。次女ちゃんは保育園に。りょうすけくんは六本木に、だ。

「鬼滅の刃原画展」は14時のチケットだったので、ランチは適当に六本木で食べようと思う。久しぶりだなぁ六本木。いつ以来だろう。もう覚えてすらいない。だってコロナ禍もあったからね。

結局、焼肉定食の店に行った。「一人焼肉」を初めて。悪くなかった。

ランチ後、ちょっと歩いてヒルズに。ちょうどいい時間に着たつもりが結構並んでる。みんな同じ時間予約の人だけどこんなに並ぶの?なんのための予約時間なんだろうと思いながら並んだ。

14時入館でチケットとったのに、会場入りは14時半。ちょっとー。

なんて野暮な文句は言わずにおとなしく入る。この原画展は写真撮影は限られたところしかOKではありません。許可されてたところは…これぐらいか。

この立体オブジェ。単行本表紙が貼ってある中、一巻の表紙だけが立体に作られております。それも、あんまりクオリティよくありません。ぜんっぜん服のしわもないし、表情も雑。小学生のイラストを3Dプリンタで印刷しましたか?というクオリティ。

ちょっと大丈夫?と思いつつ、先に進むと「パワハラ会議」でおなじみの「無限城」のコーナーが。…いまいちなクオリティですね。

今回、原画展に来て驚いたのは「デジタルじゃなくてペンで描いてる」ということ。

今どきの作家なので、当然デジタルだと思っていたが、アナログで仕上げておられたのがびっくりだ。血糊のトーンが存在するのも驚いた。

スピード線の太さはジャンプの編集部に鍛えられたのか、連載初期から後期にわたって成長しているのがわかる。

後半、無惨様との最終決戦においては、全ての原画が展示されているのではないか、というぐらいの物量作戦に出られて…正直疲れた。

展示会後のグッズ売り場も、なかなか現実的な値段がついてなくて驚かされる。「鬼滅の刃」好きな人はそれなりの覚悟で来るといい。

あと、原画展といえばパンフレットがあるのですが、これが展示量に比べて80ページしかないのが、少なすぎないかと思う。原画 1ページにパンフ1ページが理想だが、あまりにも原画写真が小さくて全然見てて楽しくないし、魅力的じゃない。

正直、よくこのクオリティで画集作ったな、あほがってレベル。

東京の六本木ヒルズ会場は12月12日まで。よろしければ。

久しぶりにヒルズに来たので、とモンベルのショップに寄ったら秋冬にちょうどよさそうなグローブがあったので買いました。

これなら来週の富士山まわるロングライドも楽しめそうだ。

「鬼滅の刃」の原画展はいまいちでしたが、好きな人にはいくと楽しいところだと思います。

とりあえず、パンフレットは不要なので買わなくていいよ。りょうすけくんもそのうちメルカリに出します。

「めんつゆひとり飯」3巻がいつの間にか発売してたw。

ひそかに購読している「ローカル女子の遠吠え」という作品の著者、瀬戸口 みづき先生の別作品「めんつゆひとり飯」。1~2巻までは購入して読んでましたがその後すっかりウォッチし忘れてて気が付いたら4巻まで発売されていました。

慌てて3, 4巻を購入いたしましたので、今日は3巻の感想文でも残しておこうと思います。

「めんつゆひとり飯」というタイトルから、最近下火になっている自炊ネタ漫画と思われます。確かに1巻は当時の流行に乗った「二匹目のどじょう」的な作品になっていましたが、この作品は2巻以降「めんつゆ」なんて人生のトッピングに過ぎない程度の扱いになります。

この作品は、今はもう普通に主人公を取り巻くちょっと変わった人たちを扱った日常コメディです。りょうすけくんは、これはこれで好きです。大好きです。

瀬戸口 みづき先生節は、もしかしたら読者によって許容できるかの差があるかもしれませんが…。日常コメディにも微妙なスパイスを入れてくる具合が、もうなんていうか、職人技なんですよね。そのスパイスの一つは微妙な「めんつゆ」以外の食材ウンチク。

3巻ではそれは「肉カス」でした。そういうのがあるのを知らんかったわ。

なんでもラードを作るために煮詰めた肉片の残りだそうです。静岡のローカルフード「富士宮やきそば」にも材料として使われているそうです。食べたことないのでどういうトッピングなのか全くわかりません。今度、高田馬場の静岡おでん居酒屋 ガッツで頼んでみようと思います。

作中ではタコ焼きに「肉カス」を入れるとすごくおいしくなる、と言う話なんですが…。未知の食材すぎて全然想像できませんw。

ラードを作るときに出てくる肉カスという扱いなのにラードより高いというのも不思議。1kgで2~3千円程度するそうです。これは本当に一回買って試してみたい。チャーハンとかに。

「スパイス」の一つと感じた、3巻で度肝を抜かれた2コマも取り上げとうございます。肉カスを購入するほどのグルメなぽっちゃりさんと、彼に恋する同僚の女の子がいるのですが、なんとか話するタイミングを作ろうと彼女なりに頑張った1コマ目の後….

「次はハラミの話をしような」という…え?ハラミ?肉の話だけどハラミをテーマにいきなりぶっこんで来たーっ!!っていう…なんかすごくない?今どきの若者はこういうものですか?

さて、「めんつゆ」を冠したこの作品はもちろん「めんつゆ」ネタもスパイスとして扱うことを忘れていません。

三杯酢をめんつゆで作ろうという発想がなかったので、りょうすけくんは本当に未熟者だなと思った次第です。

「めんつゆひとり飯」の3巻、おススメですよ。