ソフトバンクの「ケータイWi-Fi」は何が狙いなの?

ソフトバンクモバイルの2009年冬、2010年春モデル発表があった。
目玉は「ケータイWi-fi」という携帯電話が無線LANに接続できる機能らしい。
無線LANを利用して大容量データを高速に送受信できるのを利用して産経新聞やニコニコ動画のサービスを利用できると。ちなみに月額使用料は490円。
最初、この産経新聞とかニコニコ動画のサービスを利用する料金が月額使用料490円なのかと思い込んで利用規約をざっと見てみるとなんか違和感を感じる。
  「ケータイWi-Fi利用規約」
  http://broadband.mb.softbank.jp/mb/service/3G/wifi/pdf/term_use.pdf
> 本規約は、ソフトバンクモバイル株式会社(以下「当社」といいます。)が提供
> するケータイWi-Fi(以下「本サービス」という)の利用に関し適用されるもの
> とします。
(略)
> 「ケータイWi-Fi」とは提供区域及び無線LAN利用区域において対応移動機を
> 使用してインターネット接続を行う電気通信サービスをいいます。
あれ?ニコニコ動画とかのサービスを利用しなくて無線LAN接続するのに契約が必要なの?
ケータイWi-Fi 使ってみよう
http://mb.softbank.jp/mb/service/3G/wifi/#howto
スクリーンショットに以下の文面がある。
「ケータイWi-Fiへの加入でYahoo!ケータイやPCサイトブラウザがWi-Fiで利用できます。」
「ケータイWi-Fi」を使うには490円払わないと使えないらしい。
Yahoo!の無線LANアクセスポイントを使えるって言いますが、自宅で用意したアクセスポイントやインターネットへの回線接続料金もユーザが払ってるのにアクセスポイントに携帯電話で接続するのにソフトバンクモバイルに料金払わないといけない、っておかしくない?
これってソフトバンクは何を求めてるのか想像してみた。
(1) とりあえず「付加価値」ぶって金を取りたい。それだけソフトバンクモバイルは必死です!
(2) ケータイWi-Fiを契約してくれたユーザはタウンではどこでも無線LANが使えるほどアクセスポイントをソフトバンクが充実させるので期待しててください!
(3) ケータイWi-FiプランがないXシリーズは使用料金なしで無線LAN接続だけは使えるからiPhoneみたいなスマートフォン選んだほうが賢いよ!
(1)が正解じゃないの?
まぁ正直ソフトバンクモバイルの狙いなんて事はどうでもよくて、都内ならまだしも一歩都心から離れたところでは無線LANなんて皆無なところもある中、携帯電話が無線LANに接続するにはソフトバンクモバイルのようなキャリアに利用料金を払わないとその機能が使えませんよ、みたいな前例を作ることは間違った事だと思う。
本当にソフトバンクモバイルが信じられない。
と、いうわけで、都内であっても高尾山で電波が届かなかったことが信じられない事以外の理由でソフトバンクモバイルをやめて別キャリアに移行しようと真剣に心に決めたところであった。
そろそろソフトバンクに飽きてきたのでやめる理由がほしかっただけだけどね。
追記(2009/11/30): 941SHを購入した方のレビューがありました。
【衝動レビュー】ソフトバンク SHARP製 941SH キタ━━(゚∀゚)━━ !!!!! Wi-Fiプラン入りたくナイ!たんすケータイあつめタイ!後編
http://makoz.air-nifty.com/shodo/2009/11/sharp-941sh-wi-.html
| 「ケータイWi-Fi」
| ソフトバンクの説明ページにも
| 「ケータイWi-Fiのご利用にはWi-Fiバリューパックへの加入が必要です。」
| と書いてあります。
| (略)
| 私が説明を聞いた担当者
| 全部で4名の販売員すべてがこれに入らないと
| Wi-Fiがロックされて使えないと断言しました。
| (略)
| でもこれに入らないとWi-Fiが使えないというのは
| 明らかに間違いです。
ケータイWiFiを契約しなくても、エラーメッセージを無視すればWiFiで接続できる用です。専用コンテンツにはアクセスできないんでしょうけど、そんなのどうでもいいです。
ということでケータイWiFiは契約しなくていい、ってことですね。
追伸: りょうすけは12月にNTT docomoにMNPすることに決めました。