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「シン・ゴジラ」を観てきた。

ゴジラについて、そんなに知識はないです。むしろ初心者です。
「ゴジラ対ビオランテ」を89年ぐらいに観て、その後は97年ぐらいのハリウッド版「Godzilla」、そして「Gozilla 2014」を観た程度のゴジラファンです。

庵野秀明氏についても初心者です。
「不思議の海のナディア」「エヴァンゲリオン」は観ましたが1回しか観たことがありません。安野モヨコの「監督不行届」は何度も読んでます。
ですが、たぶん一般人と同レベルです。

そんな中、上映中の「シン・ゴジラ」が話題になってるのでぜひ観に行きたい、と夜のレイトショー狙って出掛けてきました。
夜8時40分からの上映、都下のシネコンですが、それなりに席が埋まってて驚きました。「君の名は」の方はもっといた様子でしたが。

godzilla-2019-web
最初に海ほたるを襲撃したあとに蒲田に上陸した怪獣がゴジラと戦うのかと思ったらゴジラに進化しおった。
今までにゴジラが成長するエピソードがあったという記憶がないので(見てないだけかもだけど)これは新鮮でしたね。
今思うと、あの目玉は初期のゴジラの目を模してるのかな、とも思います。

進化して鎌倉からに再上陸したゴジラ、蒲田から上陸したゴジラと同一物体だと認識・決定するのは早すぎないかと思う程進化してて考えさせられます。
あれだけ形が替わってたら別の個体が来たと認識すべきじゃないかしら。

東京都心が襲撃された際の絶望感は半端ない
りょうすけの一番よかったと思うシーンはここ。

蒲田上陸時ではその進行経路が直接的な被害を負うだけだったのに、鎌倉上陸時においてはゴジラが吐く熱線がビルを上下に裂き、上空を飛ぶステルス戦闘機は破壊され、日本の内閣を乗せた首相官邸のヘリコプタは大破する。
歩行経路だけではなく、ちょっと距離のあるトコロも攻撃範囲に入る。

現代の特撮技術とCGを駆使したこのシーン、過去のゴジラでは見る事のできないこのリアリティだと思う。
今の時代に生きてて、ここでゴジラを作ったらこうなる、という作品を見れて本当によかったと思う。

鎌倉上陸後、人間はゴジラが疲れて寝てる間に対策を用意する。
世界は核を使え、と言うが日本は血液凝固剤の投与をすすめる。
これが経口投与でやる、ですって奥様。

ゴジラは結構政治・外交ネタをちょいちょい挟んで風刺してるつもりらしいですが、これも踏襲しているところが素晴らしい。
作戦開始テーマがエヴァンゲリオンの「ヤシマ作戦」のBGMを想像するイントロだったり、ゴジラ登場シーンが過去の「ゴジラ」のBGMをそのまま使っていたりと製作者のリスペクトというかこだわりというか、なんかその、「ゴジラ」大好きなんだな、って感じが伝わってきていいです。

ご都合主義でとってもうまくいくんだけど、いや、その作戦の映像はとっても素晴らしく、無人在来線爆弾とかもう映画でしか観られないことをみせてくれて、もうオシッコちびりそうでしたわ。

ポンプ車で凝固剤を口に投入して、ってそれゴジラは飲んでくれるのか確証あったの?
そんなのも行動力で推し進めてしまうのが映画!ナイス映画!大好き映画!
こんなの阪神大震災や911の東北地震への政府の対応みてたらできないのわかるところがステキ!映画!

クライマックス、無事作戦は終了し、ゴジラを停止状態にできた。
最後、ゴジラのしっぽに何かくっついてなかった?
ってのは気になるトコロ。

「シン・ゴジラ」を鑑賞いたしまして、これは…

トクサツガガガ(1)より(若干修正)
それぐらい、「シン・ゴジラ」よかった。今年一番の作品です。
まだご覧になってない方は早く観に行きましょう。

クラッシュアンドビルドで日本は強くなってきた、っていうけど、クラッシュ世代はたまったもんじゃないのよね。
問題なのは、今がクラッシュ世代なら次は、子供たちの時はビルドで今より楽をさせられるかの保証も希望も特に見つからないところよね。

ムスメと映画「ドラえもん」を観れるとは。

dora-spaceheros大型連休まっただ中ですが、なんせ身重の相方がいるので遠出はできず、近所をプラプラするのが中心になってます。でも無目的にプラプラしているわけではないですよ。

今日はもうすぐ4歳のムスメと映画館に行ってきました。初めて入る部屋が暗いと「怖い怖い怖いこーわーいーーー!」と号泣して拒否するムスメが映画館に入れるのか。東京ディズニーシーのマジックランプシアターではアトラクションに入った後の待ってる時間の暗さに耐え切れず号泣してたムスメが、映画館に入って黙って座っていられるのか。

不安だったのに当日「映画行ってみる?」と聞いてみると「行く!」と。

最近よく見ているアニメの劇場版とかをテレビでみてて、劇場版のCMを見て「(この劇場版アニメは)いつやるの?」と聞いてくるので「映画館でやってるんだよ」と答えてたのが気になってたのか。「暗いトコロでみるけど怖くない?」と念を押して近所のシネコンに二人でやってきた。

そしてムスメと二人で見たのが映画ドラえもん

ちょ、ちょっと待て。「ドラえもん」で育ったりょうすけが、「私の体はドラえもんの不思議な道具でできてるの」と言うぐらいドラえもん好きなりょうすけが、ついにムスメと映画ドラえもんですよ。声や絵のタッチは変わったとは言え、ドラえもんをムスメと映画館で観るって…これなんですか。

オレ、お父さんになったんだなぁ

すみません、ちょっと涙拭いてきます

心配したムスメですが、劇場に入った時にはすでにスクリーンでCMが流れており、真っ暗な部屋になってなかったので特に泣くこともなく、無駄にCMばっかりで本編に行かないので「まだぁ?」「ねぇこれドラえもん?」と催促するぐらい。本編が始まったら始まったで「ねぇ、のび太ったら〜だってー。」って教えてくれる。うん、映画館だからちょっと静かにな。本編前の注意事項にも「No talk!」って言ってるでしょ!?しかし、笑うところは笑い、ハラハラドキドキして楽しんだようです。よかったよかった。

ただ子供の集中力はまだ短く、1時間程度で「もう終わる?」「もう少し?」と聞き始める。まわりにトイレに抜ける親子もチラホラするので「トイレ行きたい?」って聞いたけどそうでもないし終わってから行かなかった。事前にトイレに行っておいて本当によかった。

映画自体は、今は原作単行本とかないのかな。コロコロコミックで連載とか無いのかしら。以前はコミック1冊分で90分程度だったような気がするが少し長く感じた。120分近くないかな?藤子F不二雄本人が亡くなってからの作品はなんとなく遠慮してたけど、意外と内容もよかった。

なにより、水田わさびに慣れてるオレがいた。ありがとうしのぶ、オレはもうしのぶの声にこだわらないで生きていけそうです。しのぶ版大長編ドラえもんのDVDセットを買おうかと思ってたけど買わなくても良さそうに思ってAmazonの「ほしいものリスト」から外したよ。

親子映画ってイイね。ムスメが「もうダディとは行かない」と言うまでは、毎年一緒に行ってもいいんだよ?

「Godzilla」を観てきた。「こまけぇことはいいんだよ!」って破壊してるゴジラがかっこ良すぎ。

godzilla

客先に直行直帰した今日、午後6時ぐらいに客先を出てムスメと遊べるかなぁと家路を急いだんだ。でも、これから週末ずっと予定が入ってて、観たかった映画とか見に行く時間がないかも、って思ったら思い出した。「しまったー。新宿とかに寄り道してGodzillaを観に行くってのも手だったか」と。

電車の中、スマホで調べたらいつもレイトショーに通ってるトコロで月曜の今日もやってる、ということ。これは一つ仕事を片付けれるタイミングかも、とムスメとご飯食べて、お風呂入って、寝かしつけを相方にお願いして(押し付けたんでしょ?)出掛けてきた。自分勝手でご迷惑おかけっ放しのダディで本当にごめんなさい。でも、Godzillaは予想通りの良い映画だったことをココにご報告したい。

僕らの年代だと日本東宝のゴジラはあまりリアルタイムで観てなくて、89年ぐらいにやってた「ゴジラ対ビオランテ」ぐらいを最後に観たんじゃないかな。1998年のハリウッドゴジラの存在が大きくてですね、ジャンレノが出てて、ジャミロクワイがテーマ歌ってて、トカゲが進化した奴がゴジラですか?そうですか、これがゴジラですか。アメ公は目玉ついてるんですか?ってやつです。あれはひどかったですね。

その後15年近くの時を経て出てきたハリウッドゴジラ。東宝ゴジラを「ビオランテ」しか観てないゴジラドシロウトだけど、 想像通りのゴジラで、予想通りすぎなゴジラで、期待をまったく裏切らないゴジラで、観に来てよかった

人間ドラマと、怪獣同士のコミュニケーション、破壊される街、逃げ惑うヒト、対抗する軍隊、陸海空がみんなして対応してる。そう、これ観た!東宝ゴジラで観た!ビオランテ以外でも、テレビで観てた気がする。そんなの!遠慮無く街を破壊してるゴジラかっこ良すぎ。対するムートーという2匹の対怪獣との戦いも、街中高層ビルが周りにあるなか遠慮無くガッツリ破壊しながら戦う。そう、こういうの観たいのよ。ハリウッドさん、だいぶ勉強した感じではないですか?

その殆どはCGで、自然っぽい動きだし、なめらかだし、本当に生きてるみたいだし、一部着ぐるみだったそうですが、全くわかりません

残念ながら気になるところもたくさんあって、過去の水爆実験をゴジラで正当化した感じとかは何?、って思うし、メスムートーの卵の中の生物成長早すぎとか、都合よくゴジラを救世主とか言うけどなんでそこまで信じれるの?とか、結局最終兵器メガトン級核爆弾は爆発させちゃうのかよ、そこでまたゴジラできたらどうするの?はあるけど….「こまけぇことはいいんだよ!」 で片付けてる感じはある。

あっという間に話は進んで、いつのまにか終わってた。こういう映画「パシフィック・リム」以来だな。すでに公開から1ヶ月経ってるのでそろそろ締めのところも多いかと思います。今からでも遅くないから早く観に行ったほうがいい。特に「パシフィック・リム」観て面白い、と思ったヒトは行ったほうがいい。

うん、ブルーレイ出たら買うね。そして最近「カイジューみたい!」というムスメと一緒に観たい。

「マレフィセント」を観てきた。王様が悪役すぎてもう…。

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ムスメを祖父・祖母のところに預けて相方と久しぶりに二人っきり映画館。品川プリンスシネマも初めて来たよ。なかなか広くて素晴らしい。

ディズニー作品の「眠れる森の美女」の悪役「マレフィセント」にフォーカスしたこの作品は主演がアンジェリー・ナジョリーというところから「また自己満足映画か?」と心配になるけど、もうこの人もそんなに若くないし十分名前のある人なので今更そんな映画作ってもしょうがない、という余計な心配してまで「観たい」と思った。敢えて悪役にフォーカスを当てるというところで「実は過去はいい人でなんらかの理由で”美女”を眠らせなければならず苦悩する悪役」という方向になるんだろうか、と想像したらそのまんまだったわ。

そんな大まかなストーリーは容易に想像できるとして、冒頭の「まだ悪役じゃない時期」の幼少マリフィセント(アンジョリーナ・ジョリーの娘らしい)の綺麗なこと、空を飛ぶシーンの豪快で迫力のあること。戦闘シーンや、城に”美女”を助けに行く悪役としての振る舞い等、なかなか魅せるシーンが多い。なにより、王様があまりにも悪い奴過ぎて面白い。あと、王子様のキスで美女が目を覚まさないーってのが予想通りなんだけどプギャーってなる。←アホか。

ディズニー好きで、まだ「眠れる森の美女」を見てない人でも楽しめる作品ですぞ。

指輪で火傷するってシーンがあったから、後半の王様は鉄を一度指輪にしてから武器を作ったのかとおもったら、ただ単に「鉄で火傷する」ってことを見終わった後相方に教えてもらった。そりゃそうだよね。