妻ちゃんのPCが微妙に重いのは前から気にはなってた。でも、毎日使ってるわけでもないので、そんなにストレスじゃないのかな?って思ってた。先日、4GBから16GBにメモリも増量したし。
しかし、メモリの増量だけでは対応できなかったらしい。昨日ついに我慢できなくなった様子で訴えてきた。
ちょっと様子を見たら…なんだかストレージの負荷が高い。タスクマネージャを見ると、「ディスク」がずっと100%になってる。
ディスクからのファイル読み込みが遅いからプロセスの実行に時間がかかっているのかしら。PCを起動してから普通にマウスやキーボードの入力可能になるまでも時間がかかるし、ブラウザを起動するのも時間がかかる。
ちょっとベンチマークしてみると…SATAで200MB/s程度出てほしいシーケンシャルリードが138MB/s。なかなか遅い。
もしかして使ってるSATAが不良品なのかしら?ととりあえずPCのスペックシートを見てみたら、M.2 2280 SSDが最大256GBだけど装着できる仕様のようだ。
こりゃ、SSDを追加してシステムディスク、SATAをデータディスクにしたら速くなるんじゃなかろうか。
というわけで、とりあえずAmazonでSSDを購入した。5,000円ぐらいでPCのストレージが増えて速くなれば安いものだ。
届いたので、PCの回復ディスクの作成、データのバックアップを行う。ディスクの読み込みが遅いので丸一日使ってしまった。
DELL Insprion 3581のサービスマニュアルを参考に、裏蓋を開けて基盤にアクセスする。
届いたSSDを装着。既存のSATAはそのまま。
これだけでは既存のSATAで起動できる。「コンピュータの管理」からSSDをストレージに追加して、パーティションスタイルを「GPT」にする。「新しいシンプルボリューム」として処理する。SSDドライブが「E:\」としてアクセスできるようになった。
次にSATAをSSDに複製して、SSDから起動できるようになればいい。Windowsではどうするのかな、と検索すると「EaseUS Todo Backup Free」が無料でディスクのクローンができるらしいので最新版の version 13をダウンロードして試してみるも…
SATAからSSDにクローンしようとすると「Home試用版」でもクローン実施前に「購入ウィンドウ」が出てきて実施できない。
調べたら12.0までしか無料でクローンができないそうな。さらに調べてみると「easeus todo backup free 旧バージョン」で検索して12.0をダウンロードするとクローンできるらしい。
今回は下のような画面のサイトで12.0.0をクリックしてダウンロード。本当は、こんな配布元のわからないソフトウェアを使うことはお勧めしませんよ。
クローンは無事できた。1GBのSATAから250GBのSDDへのクローンで、元SATAの利用容量が大きかったので少々データを削除して実施した。210GB程度使ってるSATAのクローンに50分程度で終わった。
PC起動時にF2を押してブート順序を変更。SSDから起動したら…驚くほど速くなった感じがする。
まず、ディスク負荷が極端に減った。
読み書き速度も、SSDの期待値500MB/s以上を出しててなかなかよい。
PC起動からログオン、入力開始やブラウザの起動も超速い。これは妻ちゃんも文句を言うまいて。
CPUはIntel Core i3だけど、メモリは16GB、ストレージもSSD。これで様子をみて既存SATAをデータディスクにすればなかなか強いラップトップPCの出来上がりだ。
なお、DELL的には個人での分解はサポート対象外になる行為なので、同じようなことをする人はちゃんと覚悟をして実施しましょう。