2013年の夏休みに上野美術館で見たラファエロ展で買った「キリスト教絵画の見かた」ですが、とってもおもしろかったのですよ。ほら、りょうすけは宗教に詳しくないのでキリスト教も全く知らないので参考になった。
この本は旧約聖書の世界からキリストの生涯、キリスト家族、預言者の構成になってる。
キリスト教ってキリストが産まれてから苦難の道をあゆみ最後に貼付けされてった、と思ってたのですが違うんですな。
- 「キリストはよき羊飼いであり、キリスト教徒は羊飼いに導かれる羊の群れとされる。」(44ページ)だから「迷える子羊」なのか!
- 「サロメの宴」は構図が魅力的(56ページ)。異時同図法という表現らしい。
- 144ページの、横恋慕した高官がアガタをいじめたら、神が怒ってエトナ山噴火させたり、自信起こしたりと激おこプンプン丸具合が半端ない。
作品の解説、時代背景、宗教的背景や関連コラムも満載で楽しく読み進められます。トイレに置いてパラパラめくって気になったところを読むのもイイ。