壁内の配管にLAN配線してみた。

新居では各部屋にマルチメディアコンセントがついてる。 当初想定したテレビ、電気、LANと思ったらLANは配管だけで配線は自分でやんないといけない。 こないだ電話工事の人に「LANケーブルはあるから、ついでにできないか?」って交渉してみたけど「これだと一本1万円コースなんで(サービスは)無理っす」って断られた。

現状無線LANは用意しているけどどうしても有線LANの速度を使いたいときもあるので何とかして有線LANを配線したい。通常どうやってLANケーブルを管に通すかというと、以下のような導線ワイヤを利用して管を一度通す。その先に通したいLANケーブルの端を縛り付けてワイヤーを引っ張り出してLANケーブルを通す。

これが5,000円から8,000円ぐらいする。 そんなに使うタイミングもないからどうやったらこのワイヤーを買わずに安く実施できるか考えてたら、同じ事に悩んでスマートに解決する人がいた。ビニール紐と掃除機でこれをあっさり解決してる。→ LAN工事ドットコム「CD管に追加配線をするコツ」

すげぇ、クールだ!これならすぐにできるぞ、ということで部品を買ってきて実施してみた。
用意した材料は以下のとおり。

  • LANケーブル(とりあえずフラットタイプの10mを用意)
  • 掃除機
  • プラスドライバー
  • ビニールテープ(これもとりあえず10mぐらいあるもの)
  • セロテープ
  • 埋め込み用LANモジュラージャック(ELECOM JD-JMJC/WH)

用意したLANモジュラージャックはLANケーブルを刺すだけで細かい配線しなくていい楽ちん仕様。秋葉原の俺コンネットワーク館で1700円ぐらいで購入。ちなみに細かい配線を必要とするモジュラージャックは900円ぐらいだったので手間賃と思えばまぁいいかっ。

では実際にLANケーブルを通してみまショー。
まずはコンセントのフタを外して配管を確認するよ。

フタをこじ開け、ドライバーでフレームをはずせばそこに見えるオレンジ色の配管。あ、色は業者によって違うかもだから青かも。この部屋では下から生えてる。上から出てるケーブルはテレビケーブルだ。

このオレンジの配管にビニール紐を通す。下に向かってる配管だからある程度は手で押し込めるかな。適当に押し込めたらこの配管の逆の端に移動する。

うちは配管の先は浴室天井裏。ここにフレッツ光ルータも無線LANも配置している。配管を通してこのルータと部屋をLANケーブルでつなぎたいのね。というわけで複数ある配管の中から目的の部屋とつながる配管をみつける。ちなみに配管は見た感じで「どうもそっちの部屋につながってそうだ」という2本を選んで両方ためしてどっちかがビンゴだったという適当さ。まぁそんなもんさ。

配管の端に掃除機の吸い込み口を当てて「強」で吸い込む。(相方が立会いに飽きたようなので掃除機で吸ってる画像はありません)
「ずごごごごごごー」と爆音を立てて吸わせると、しばらくしたら何か物質を吸い込んだ音がする。ビニールテープが届いた証拠だ。長旅ご苦労であった。

ビニール紐の端に通したいLANケーブルを縛ってセロテープで固定する。その後部屋からビニール紐を引っ張れば浴室からLANケーブルが来る。はい、きましたー。LANケーブルがねじれてたりすると引っかかったりするからなるべく伸ばしておいてから引っ張るといいよ。


LANモジュラージャックをつけ、コンセント蓋をすれば出来上がり。

一応LANケーブルをラップトップに接続してネットワーク疎通を確認する。
疎通できた!すばらしい。ビニール紐と掃除機の工夫はホントすごいわー。

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