ズボンは2回ぐらい穿いてから洗濯するぐらいが丁度いいと思ってる。
冬なんて特に、家族も着るものが増えると、かさばるズボンなんて毎日洗ってたら干す場所がなくなっちゃう。
これで雨が降ってたりしたら、乾燥室にしているお風呂は晴天時に干すベランダよりスペースが限られちゃうから、夜に洗濯して半分は部屋干し、半分は乾燥室に洗濯後に投入し、朝になったら部屋干ししてた洗濯物を乾燥機に入れるシフト制を組むことになっちゃう。
そういう考えなので、夏でもうっかりズボンを洗うのを躊躇しちゃう。
でも夏は、家族の着てるものも少なく、薄くなってるから洗濯物も減る。今年4月から長女が小学校に入ったから、これまでのように一日3枚上下着替えるような保育園生活から脱したので洗濯物は激減した。
しかも今日は猛暑だったし。洗っておこう、って一度干したズボンを洗濯機に入れた。
一度洗うのをやめようとしたズボンを洗濯機に入れたところが間違い。
そのズボンのポケットに、小銭入れは入ってた。洗わないと決めてたので小銭入れが残ってたのだ。
気づかない。りょうすけは小銭入れの悲鳴に気づかない。洗濯機の中で、小銭をぶちまけながら、レシートを濡らしながら回転する小銭入れの悲鳴を、りょうすけは聞こえなかった。
晩ごはん食べながらビール呑んで録画したテレビ見てたんだもの。気づくわけがない。
洗濯機の仕事が終わる合図(ピーピーなるアレ)があって、洗濯物を部屋干ししようと思って洗濯機のフタを開けた時、りょうすけはようやく惨劇に気づく。

おれはなんてことをしてしまったんだ、と。アタマを抱える。
これで2度目だ。革製品の小銭入れなので、洗濯しちゃうともう使い物にならない。反省している。
誰かヨーロッパに行った時に、お土産で新しいの買ってきてくれ。