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「ローカル女子の遠吠え」3巻読んだ。静岡いいなぁ、と思わせる作品。

静岡県は好きですか?
ぶっちゃけ、りょうすけは結婚するまでの静岡のイメージはこうです。

  • 富士山
  • うなぎパイ
  • 東京から愛知に帰るのに新幹線こだまを使うと無駄に多い駅に呆れる。
  • 箱根って静岡なの?神奈川なの?
  • お茶がでる蛇口が小学校に完備されているんでしょ?
  • 浜名湖ぱるぱる

静岡出身の彼女と結婚してから、りょうすけの静岡感はかつてのそれに比べたらかなり好印象です。

  • 富士山登山、富士山登山競走
  • サーフィンスポットとしての御前崎
  • 御殿場アウトレット
  • 大井川とマラソン
  • 深蒸し茶
  • 銘酒「女なかせ」
  • 緑茶サイダー
  • 静岡おでん

高田馬場の静岡おでん居酒屋に通うぐらいです。
東海トラフ沖地震が不安ですが、住みたいぐらい気に入ってます。

妻との結婚以外で、静岡の良さをりょうすけちゃんに伝えるマンガ作品があります。
本日発売の「ローカル女子の遠吠え」3巻、さっそくヨドバシ.comの電子書籍サービス「Doly」で購入、読みました。

ローカル女子の遠吠え(3) (まんがタイムコミックス)
上のリンクはアマゾンに貼られていますが、アフェリエイト狙いです。
遠慮なくクリックして書籍版でも電子版でも好きな方を買ってくれたまえ。

すでに3巻。1巻と2巻が出た時もレビューを書きたいと思っていたけど、忙しさに負けて書けませんでした。
今日はここに3巻をレビューしちゃえることを光栄に思いますよ。時間を作るのは難しいっ
3巻の紹介だけど、大丈夫!3巻から読んでも全然理解できます。

表紙の女の子は、東京の建設会社に務めていたが静岡にUターン転職した主人公のりん子。
委員長気質の真面目な正確で、スナックを営む母の無茶振りも冷静に退け、東京から左遷されてきた天然男性社員にも容赦なくツッコむ人。

そんな主人公と、勤める静岡の会社でのほのぼの静岡4コママンガがこれ。

3巻は表紙をめくったソコから静岡愛が溢れる。

年に2・3回、夏休みと正月、秋の「しまだ大井川マラソン in リバティ」参加で静岡に行くけど、確かに静岡で全部済んでしまうイメージ。
だって、海だって日本一の山だってある。車で1時間も走れば山奥の温泉だって入れるしSLにだって乗れる。(夏とかは機関車トーマスも走ってます)
肉も野菜も魚も旨いし日本酒だって作ってる。静岡万能すぎる。

静岡以外にもちょっとした生活の知恵を出すところがこの著者の頼りになる所。
ちょっと感動したので紹介します。まぁこれ、いつ使うんだろうって思いますが。

さり気なくイギリスのEU離脱のような時事ネタを静岡にかぶせてぶっこんでくるところが恐ろしい。

静岡は東の伊豆方面・中央の中部・西の西部で微妙に別れているというのは初めて聞いた。
これはいつ戦争が起こっても不思議じゃねぇぞ(笑。

なにかにつけて静岡県民は富士山と家康とお茶で片付くらしい。
ですが、静岡はすでに戦争を始めており、富士山は山梨県と、家康は愛知と戦争をしています。

愛知県の三河地方出身のりょうすけちゃんは岡崎市出身の営業課長を応援します。家康は岡崎のものです。
ちなみに、愛知の尾張地方と三河の戦争もすでに何年やってるんだろうってぐらいですよね。
本当ですよ、戦争。

そうそう、画像はないですが3巻では静岡県島田市にある川場温泉が取り上げられています。
年末にりょうすけちゃん一家がよく行く温泉ですね。え?知らないですか。そうですよね。

この作品、静岡にちょっとでも噛んでないと全く面白くないからね。
これをいい機会だと思って静岡に触れてみましょう。
とりあえず、高田馬場の静岡おでん ガッツか、三鷹にある静岡おでん居酒屋から始めて見るのがベストじゃないでしょうか。

そして気になったらこの作品を読んで、静岡に旅行に行こう。
富士山に登って、伊豆半島の温泉に行ったり爬虫類動物園に行ったり、水族館、灯台めぐりもいい。

そして静岡の住民と交流し、この作品をもう一度読むと…新しい世界が開けます!

「#こんなブラック・ジャックはいやだ」が、マンガ経歴1.5年から産まれた偉業に恐れおののく。

「ブラック・ジャック」といえば、巨匠・手塚治虫の無免許医師のマンガ、最近では佐藤秀峰の医療漫画「ブラックジャックによろしく」が出てくる所。

今日は、手塚治虫の「ブラック・ジャック」の、いわゆる「イタコ漫画家」の作品「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」という作品。

2017年1月末に書籍版はリリースされていたんだけど、電子版を待ってたのよね。思い出してさがしてみた今日、Kindle版が出ていたのに気付いたので購入。書籍が出るまではもうワクワクドキドキ、勝手に電子版が出るまで待ってたけど、この作品は本当にヤバい。

#こんなブラック・ジャックはイヤだ (エヌ・オー・コミックス)
著者は「つのがい」という人。ツイッターでは https://twitter.com/sunxoxome/ でアクセスできる。
最初に作品を見たのはこれ。

誰かのリツイートで見たこの5コママンガだけど、1,2,4コマは松本零士風だけど3,5の手塚感に、今まで見つかっていなかった手塚ページが発掘されたかと思った。松本零士風だし、ギャグが手塚治虫らしからぬ作風から「あれ?手塚治虫っぽいけどこれ…もしかして田中圭一か…?」って思ったら、「つのがい」というアーティストの作品だったというね。

この書籍、ブラック・ジャックをネタにしたパロディ満載で、最初から最後までもう本当に素晴らしいんだけど、残念なことに手塚治虫作品じゃない。
いや、手塚治虫作品だけど、手塚治虫が執筆してない素晴らしい作品に仕上がっている。

悪役ロックや、ピノコのカワイさ、ブラック・ジャックの冷徹なツッコミ。
それが「つのがい」氏の腕で、それはそれは手塚治虫によって描かれているように見えるブラック・ジャックで描かれている。

手塚プロの凄腕アシスタントが今頃日の目を見たのかと思って読み進めると、巻末自己紹介ページに「1年半前に失業してペンを握ってみてマンガを書き始めた」と。

なんだ、ただの天才かっ

いや、ただの天才レベルじゃない。ここまで手塚治虫タッチをコピーして、オリジナルを崩さずパロディしきってキャラの性格も壊さない。
コレほどのパロディというか、二次創作を今まで見ていただろうか。いや、見てないっ!!(反語)

しかもこれ、途中までスマホだけで描いてたと。なんだ、やっぱり天才かっ

りょうすけは、中学生の頃にマンガを始めて、今はマイナーなITエンジニア雑誌で1ページ漫画を連載してるけど、20年以上マンガを考えてたけどコレほどの手塚クオリティは描けない。

吉祥寺に住むという、手塚治虫の娘にも見初められ、手塚プロ関連の仕事を受け取るまでになった彼の作品、よかったら一度手にとって欲しい。
これは、コピーとかイタコとかいうレベルじゃない。特に手塚治虫が好きだったというわけでもなく、とてつもなく面白いブラック・ジャックパロディとして完成された作品だ。何を言ってるかもうよくわかんないけれど、コレヤバい。

「ふうらい姉妹」(1)がもうカオスで震えがおさまらない。もっとくださいもっとください。

誰に教えてもらったか忘れたけど、ヨドバシカメラの電子書籍サービス「doly」で読んだ「ふうらい姉妹」(1)がすごい。

天然なイッちゃってるおねえちゃんと、一見まともそうで妹もやっぱりイッちゃってる姉妹のほのぼのした4コママンガ。

 

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右のコマなんて、4コマ目で「最初言えてたのに?」ってクールに思いつつ尊敬の念をもって姉に接する妹。
左のコマはそれを発展させて強度は減るものの想像力が半端ない。

 

 

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このゴリラも料理長も「食べちゃうな!」っていうお姉ちゃんの説得力すごい。

 

 

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その「しりとり」はいつ終わるんだよ!って突っ込まない姉妹。

 

 

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右のコマで時空を超える壮大なネタをやったと思えば左コマではイマイチ普通なネタで最後の4コマ目で「明日学校でひろめちゃって大丈夫?」という驚くべき妹の反応。

結論、「プロは4コマでも2つ、3つとコマを増やすように展開しててすげぇ」。

やっぱり日記の代わりにブログ書いていこうと思った日だから、今日はブログ記念日。

40手前のオッサンだけど、ポエムなんて書けないけど、エッセイなんて書くほどの時間もないけど、プロ野球も宗教も政治も経済も詳しくないけど、その日考えてたことをちゃんと書いておかないとオレちゃん過去を振り返れないぞ、って表現しがたい恐怖が津波のように押し寄せてきたのでやっぱりちゃんとブログを日記代わりに書こうって決めたの。
SNSに書くのもいいけど、ああ言うのっていつかなくなっちゃうし、なくなるときにバックアップし忘れるし、バックアップしても戻さないからね。

頑張って書いてこう。三日坊主になるかもだけど。

そして今日の本題。
先日、既に発売していることに気付いて慌てて注文したマンガ「ののちゃん全集(10)」をトイレで読んでる。

トイレに読みたい本を置いておくの。
だって、朝トイレ行くでしょ?もちろん大をするのに。座るでしょ。ちょっと時間あるでしょ。そしたらトイレに置いてある本を手にとるの。
あら不思議、読書が3日以上続くんですね!

仕事の進捗が遅いので時間が無いりょうすけは睡眠時間を削って命を削って成果を出しているわけですが、トイレで出しながら読書の時間をひねり出してるわけです…ってなんか偉そうなこと書いてるのか汚いこと書いてるのかわかんないですね。
あと、パソコンをトイレに置いておけば毎日ブログ更新するんじゃないか?って思ったけど、そんなに広いトイレじゃないから家族に怒られそうだしやめとくわ。

その「ののちゃん全集(10)」で衝撃のヒトコマがあったのでここで紹介しましょう。
主人公である小学生の女の子「ののちゃん」のパパは造船会社の課長さん(係長だったかな)。
そのパパの職場の壁に書かれたこのフレーズ

 

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いしいひさいちって本当天才だな。さりげなくぶち込んでくるところが本当にもう才能ですよ。うらやましい
もうこのページを見ながら5分止まっちゃったよね。トイレで。痔になっちゃうよ。

 

紹介し忘れてたのでこの本の前の巻「ののちゃん全集(9)」にある一本が秀逸だったのでここでついでに。

 

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もう、いしいひさいち氏はオレを殺しにかかってるね。
新聞連載されているマンガだけど、朝日新聞とってないからコミックスになってから読むことになるわけですが、このコミックス2年分の連載がまとまって発行されるわけで、りょうすけのところに届くのに2〜3年かかるわけです。これが本当の3年殺しだわ。
怖い。怖いよ、いしいひさいち先生。

 

あなたには本当に敵いません。応援してるのでこれからも面白いマンガをよろしくお願いします。
日記なんで特にオチはありませんよ。