2015年9月には土日と敬老の日、国民の休日と秋分の日で「シルバーウィーク」という大型連休が構成されます。ながーい休みだしどこか行きたいところですが、次女がまだ4か月だから相方の実家、静岡に行くぐらいでおとなしくすることにしました。とはいえ、なにか珍しいもの見たいよね、となって各方面で話題の大井川鉄道で走ってる「機関車トーマス」を見に行くことに。
本当は「乗ろう!」だったんだけど、予約でうまってたし、追加予約の抽選も外れたので「ト、トーマスなんて乗ったらトーマス見れないじゃん!」というお約束の言い訳をして普通にSLに乗りました。というか、SL乗るのも十分珍しいものですよ。 SLの予約をしてくれた相方、どうもありがとう。なにもしないダディで本当にすまない。
ということで、朝4時に東京の自宅を出て、第二東名経由で静岡の相方実家に朝7時に到着。少し仮眠して9時頃出発して新金谷駅に。ありがたいことに4か月の次女は相方実家で面倒見てくれることに。なので久しぶりに親子3人で観光です。少し昭和っぽさの残る駅舎、これから搭乗する蒸気機関車がすでにホームで待ってくれています。「鉄の人」も、特に鉄分足りない人もこれをみると浮かれて写真撮りたくなりますよね。なりますとも。だって、りょうすけも撮りましたもん。
予約チケットを引き換え、いざ搭乗。このSLには空調設備がないので扇風機で室内の空気をかき回します。途中、ブレーカーが落ちたとかで扇風機も照明も消えて、トンネルくぐるたびに真っ暗になるというハプニングもありましたが、特に運行に影響もなく、乗客もそれを楽しんでいる。スタッフだけ慌てて車両前後を走り回ってました。昭和感あるね。
蒸気機関車ということで、心配してましたが想像以上に煙いですね。こまかいススも車内に入ってくるし、洋服もいぶされてる感じがします。以前は普通だったこの煙も、普通に電車になれた現代人の鼻には結構厳しいね。たまにならいいけど毎日乗るのはつらいわー。
SLに乗っただけが楽しいわけではなく、なかなか外からの刺激もあります。沿線に住む住人が結構手を振ってくれる。あと撮り鉄の皆さんも結構いる。みんな許可撮ってその場所確保してるのか勝手に心配です。途中、川根温泉(2014年末に訪問してる)があるのですが、こちらかは裸で手を振ってくる人も見られます。ちなみに、画像に向かって左側が男湯、右が女湯です。女湯は若干壁が高いのがわかりますね。
千頭駅に到着しました。「トーマスフェア」が10月まで開催中だそうで、トーマス・パーシー・ヒロを近くで見られたり電動トーマスに乗れたりします。乗ったSLの30分後に到着するトーマス機関車を撮影するために4歳の長女と電動トーマスに乗ったり、トーマス迷路に入ったり、小さいトーマス蒸気機関車に乗ったりして時間をつぶします。ほかにもプラレールで遊べてお土産も売ってる部屋があったり、時間をつぶすには十分ネタがあります。到着したトーマスを迎えると、転車台で方向を変える風景を楽しめます。千頭駅では数人で手動により転車されますが、新金谷では電動で転車されていました。微妙な違いを楽しみたい方は両方の駅で転車台を見てきましょう。
転車台で向きを変えたトーマスは、フェアで常設展示されているパーシーとヒロと並びます。それを見つつ、横でさっき乗ったSLが水分補給している姿も見れます。蒸気機関車の駅は普段見られないものがいっぱいで飽きないね。
千頭駅ではフェアのおかげでいくつか露店が出ています。特に珍しい料理はなかったので画像とかは割愛させていただきます。千頭駅では、すでに電子化の波をかぶってしまった都会人には珍しい切符販売台を事務所でみることができます。相方が「タモリ倶楽部でタモリが感動したやつだ!」ってはしゃいでました。あと、車掌さんが六角精児に見えなくもない、って思ったのですが相方は「どこが?」って反応でした。よく見ると、まぁそうですね。
そういえば、SL車内で車掌の格好をした初老の女性がハーモニカを吹いて、子供向けにトーマスの生写真を配ってました。昭和っぽい粋な計らい素晴らしいです。いや、すっごく褒めてるんですよ。
帰りもSLで新金谷駅に戻ります。新金谷駅から徒歩3分ぐらいのところにあるおでん屋さん「かんとんや」に行ってみましょう。静岡では駄菓子屋におでんがあるのが普通と聞いたことがあります。ここが駄菓子屋なのかは、置いてる駄菓子の種類や量から判断しにくい(画像のお菓子が商品の全てです )のですが、おでんはおいしゅうございます。鰹節の粉や青のりもかけ放題で、高田馬場でよく食べてるおでんと同じような匂いがしました。あ、あと久しぶりにトコロテンを押しましたね。汗だくになるぐらい暑かったので涼をとれたように思います。
トーマス以外にアプト式列車とか、SLの非日常を楽しめる大井川鉄道、おすすめですぞ。