やってきました摩耶峰央原画展の二期。今回は「短編怪奇マンガ特集」とのこと。連載でも怪奇モノが多いけど短編もたくさんある摩耶先生。今回はなにを見せてくれるのかとおもったら…やっぱり来たよスゴイのが。
18ページの作品「怪奇生花店」が全ページ原画で展示されています。

ある花屋の花が怪しくキレイで、どうにかして取り込みたい競合店のマスターが秘密を探ろうとするがバレちゃって、気がついたら自分が花の根になってました。実は怪しく美しい花は生物を栄養にしてました、って話。
まずこれを見てほしい。ホワイトの箇所だ。











この18ページ中、ホワイトが11箇所しか無いってこの超人ワザ。表情一発描きとか本当にすごい。りょうすけなんて素人絵だけど、表情結構書き直してるのよね。
洋服やカーテンの模様、濃淡もホワイト使ってないとか…もうこれはトーンかなにかなのか?見えないけど切れ端があるのか?って思ったらコレ。

「このときはトーン使ってません」発言来た!ああ、天才ってこういう事ができるんだ、って思い知らされます。この黒目のところなんてトーンだと思ったけど、よく見たら手書き。これぐらいの領域ならトーン使わないか。

先生は「才能なんてなくていい、センスがあればマンガ家になれる」といいますが、そのセンスは才能だと思うのですよ。
そして今日の驚愕の事実がこれ。エル、知ってるか?

摩耶峰央先生は、バラを自分で描いてない。
…めっちゃバラあるのに自分で描いてないんだ…。先生、力抜くとこがちょっとずれてませんか?
摩耶峰央原画展は4期に分けて2019年1月まで開催されます。興味をもったら観に行こう!