日別アーカイブ: 2018年5月2日

「パシフィック・リム アップライジング」を観てきた。

今まで映画鑑賞といえば、自宅から車で30分ぐらいのところにあるシネコンに、夜向かってレイトショーを見てた。寝てるとはいえ、留守番してる妻には感謝してる。

最近、御徒町周辺は上野松坂屋で立て直しがあり、TOHOシネマ上野が入ってたんだよね。これ、仕事後に映画鑑賞して帰宅することが容易になったわけです。さらに、帰りは電車なのでビールも呑みながら鑑賞できるわけですね。すばらしい!

というわけで、この大型連休はちょっと自由な時間が取りにくそうなので、今のうちに観ておこうか、と「パシフィック・リム アップライジング」を観てきた。

 

ネタバレしない程度の感想を。

前作が良すぎたので、その続編とあれば期待してしまうもの。そして期待しすぎたかなって思う。

ロボットはかっこいい。カイジューもかっこいい。ストーリーも悪くない。多少のツッコミどころはあるけどれ、それもエンターテイメントと思ってる。

でも、前作から考えると、ストーリーが薄い。あれ?もう終わり?え、それ最終手段として使っちゃうの?早くない?あ、終わっちゃった…エンディングロールだ…。という流れ。薄い。

前作では夜の都市でのカイジューとロボットのバトルがあり、よく見極められないところでのバトルが恐怖と焦りを観る者に抱かせてとてもよかったのだけど、今回は昼間の東京という都市で、明るくよく見える環境でのバトルは逆に見えすぎてロボットとカイジューが高層ビルに埋められてしまい、ぱっとみよくわからないことはあるが恐怖と焦りはなく、「やっぱり夜の都市バトルってよかったなぁー」って感想が出てくる。

ロボットの操作環境が快適すぎて感情移入しにくい。ストーリーは、前作のカイジューとのバトルから10年経った時の話。かつてのカイジューとの戦争では手探りのように操っていたロボットもそれは快適に操作できる様に「進化」しているはず。それはわかる。でも快適に見えすぎてロボットを操作する「凄さ」が見えなくなった気がする。作品の冒頭では若い女性が作ったロボットが軍のロボットを翻弄するのだけど、かつてカイジューと戦ったロボットを操作するパイロットが神経回路を同期して手足を操作するそれとは異なり、特に脳神経を接続することなく操作できる。でも、この作品のカイジューと闘うロボットは未だに神経回路を、前作と同様2人以上の操作者が同期できて初めて操作できる設定が変わっていない。なんか物足りない。

そう、物足りない作品であった。

調べたら監督が前作担当したギレルモ・デル・トロから変わってるのね。供給会社のトラブルでスケジュールがあわずに変わっているらしい。そういうのが影響してたのか、前作とはちょっと違う作品になってしまったようです。

ストーリーの最後は続編を匂わせていましたが、ちゃんと盛り上げていかないと観に行くことはなさそうだなー。