「ツルモク独身寮」とか「ショコラ」とかの漫画家 窪之内英策の個展が吉祥寺で開かれているというので行ってきた。
2014年4月3日(木)~9日(水)開廊時間12:00~18:00(最終日は17:00まで)
〒180-0002 武蔵野市吉祥寺東町1-1-1リベストギャラリー創今日は井の頭公園で花見の予定が入っていたのでこの機会を活かして行ってきた。12時開廊のところ、13時半に着いたら….すげぇ並んでた。前からだけど漫画雑誌を読まないので最近の氏の動向も押さえていなかったけど、人気は相変わらずのようです。画像は男臭い行列ですが、若い女性の方やお子様もいらっしゃってなかなか賑やか。
並んでいる途中、タバコをのみに来た青年が「ありがとうございます。ちょっとタバコを吸わせてください」と言ってて、この人が英策氏?まさかーと思って特に相手にしなかったら後で本人と気づく。あとで書くけど想像と違うイケメン具合に嫉妬するぞ。

15分ぐらい並んでようやく入廊。しょっぱなからきわどい作品が出迎えてくれます。表紙は際どいように見えますが、内容は
英策風のマイルドな作品です。ぜひ親子でご覧ください。ああ、そんなこと書いては18禁の意味がないか。「もやしもん」の作者も来場された模様。確か氏のtwitterでそう
つぶやいてた気がする。

テーブルの上には日替わり原稿。今日は「ショコラ」の日だったらようです。残念ながら「ショコラ」は見てないのですよね。ドラマになったり輸出してたりしてたようですが、全然漫画雑誌に触れてなかった時で連載されていることもコミックスになっていることもドラマになっていることも存じませんでした。今度まとめて買います。もう、本当に個展に行くほどのファンなのですか?ってぐらいですが、ツルモク独身寮とワタナベは読んでますよ。
壁にはテープでつなげた鉛筆描きや色も入ったイラストなんかがたくさん。展示もまとまって見やすく、ストーリーも見た人の頭に浮かぶ素晴らしい構成になっております。

「サイン券」なるものがあったらしく、順番にサインをこなす英策氏も現地にいらっしゃいます。作品のイメージや、自画像とは全然違いかなり見た目のよろしい方。展示作品に「現実のエイサク」と「理想のエイサク」がありますが、見た目は「理想のエイサク」の方に近いね。これは怒るファン多いよ!

色付き原画も惜しみなく貼っております。これ、コピー用紙なんだね。やっぱり書いてみようかな…コピックで…。そしてふともう一度英策氏を見てみると…うわぁ、
コピックの量すげぇ。さすが本職だ。ああ、そりゃそうか。

鉛筆画もペン画もすごいけど、やっぱり色付き原稿は迫力ある。すげぇなぁ30年修行してもここまでこれそうにない。まぁ俺の絵じゃ無理か。

コピックも使ったこないんだけど、こんなに濃淡を表現できるんですか。試しに一本買ってコピー用紙で遊んでみようかしら。ピグマのミリペンは持ってるんだし。チャレンジは…いくつになってでもやっていいもんだよね?よし、
来年ぐらい俺の漫画連載をカラーにしよう(それまでやってる?)

原画すごいね。なんか力もらっちゃうね。寝る間も惜しんでちゃんと描かなきゃって思いました。ありがとうございます。「まむがや大図録」見て、原画思い出しながら勉強します。
この個展の個人的な見どころは、各作品・各キャラクターの手です。全体的な構成も素晴らしいのですが、どの作品も手の書き方がすごくきれいで、キャラクターの手になっているんですよね。たくましかったり、やさしかったり、おさなかったり、独裁者感だったり。その描き分けしてるの?と見とれてしまいます。
現地で販売している「まむがや大図録」にも載ってないこのような素晴らしい個展は9日まで吉祥寺にて。よろしければ。