10年目の「Linuxコマンドポケットリファレンス」は改訂3版にまでなりました。

[改訂第3版]LinuxコマンドポケットリファレンスIT技術の進歩は早く、トレンドも毎年出てきては消えていき、去年買ったパソコンやパーツは今年すでに古い、物足りないものになっていきます。

そんな中、りょうすけの技術評論社のご好意で執筆させていただいた「Linuxコマンドポケットリファレンス」が10年目の今年に改訂3版をリリースすることになりました。初版が2005年5月、改訂版が2009年4月、その後5年の時を経て改訂3版です。10年も継続させていただけていることに本当に感謝しています。

著者が欲しいコマンドリファレンス」を目標に執筆していた本書、改訂というと「まー、ちょっと直しておけばいいだろう」ぐらいの気持ちでやったんじゃないの?と思われるかもしれませんが、日進月歩のこの業界でそんなこと許されるわけないじゃないですか。もちろん「定番ネタ」だけ集めればそれはそれでイイのですが、なるべく新しい物を追う事を考慮しているのでほとんど書きなおしました。ちょうど1ヶ月前にリリースされた最新安定バージョンでの動作確認だってしてます。この改訂では扱うコマンドもさらに実用的なものに変更サンプルもさらに充実させています。

残念ながらこの書籍にはりょうすけのマンガは入ってません。ご注意ください。

さて、この本の裏話とかはあまりないのです….ああ、もう本当に脱稿が遅くて編集には本当にご迷惑をお掛けしたとか…あとは、ピクサーのエンドロールにある「Production Baby」を真似しました!「トイ・ストーリー」や最近では「ベイマックス」などのピクサー、ウォルト・ディズニーアニメーションスタジオ制作の映画にはスタッフ名などが列挙されるエンドロールの一部に、製作中に産まれたスタッフの子供の名前を挙げる「Production Baby」というのがあります。今回はりょうすけに第二子が5月13日に産まれましたので、巻末の著者紹介に印刷に回す直前だったのを無理を言ってねじ込んでもらいました。ええ、りょうすけの「お遊び」なので書籍の内容には全然影響しないですね。すみません。

この書籍は電子版もあります。新しく買っていただいた方、改訂版から買い直していただいた方、全てのご購入頂いたみなさまの机の上で、末永く役に立つ事を願っております。よろしければ!

10年目の「Linuxコマンドポケットリファレンス」は改訂3版にまでなりました。」への2件のフィードバック

  1. ちいさいおおかみ

    初次見面。
    貴著『改訂新版 Linuxポケットリファレンス』を所有しております。
    この中で、”usermod”コマンドの説明で恐ろしいミスがあるみたいですが、これは何故サポートページでも見逃しているのでしょうか?つい最近各サイトを回った際に、このusermodの落とし穴の件が(貴著とは無関係だと思われますが)色々注意する様に云われております。
    実は、usermodコマンドで”-G”オプションスイッチは単独で使ってはいけない
    との事です。
    動画学習サイトの動画で確かに単独ではなく”-a”オプションを併用しています。
    何でも、単独で-Gオプションを使うと指定以外のグループ設定が”死ぬ”そうです。
    参考サイト->http://tyru.hatenablog.com/entry/20110726/usermod
    現在では改訂3版を未見なので判りませんが、この件は警告されているのでしょうか?
    少々気になったので直接お問い合わせさせて戴きました。

    後気になったと云えば…改訂新版の共著者の平山智恵さんは、改訂3版で参加されていらっしゃらない様ですが、如何なされたのでしょうか?(何も知らないのはうちだけか?)

    それでは、本件へのご回答、お待ち致しております。

    返信
    1. ryosuke 投稿作成者

      コメントありがとうございます。usermodの-Gオプションは改訂三版でも扱っていますが、-aオプションも注意もしていません。
      確かに説明が足りないので次の増刷時には追記したいと思います。

      2版まで共著していただいた平山さんはその後業界から離れてLinuxを触らなくなっています。
      その後の改訂で共著を確認したところ辞退されたため、改訂三版では私だけの単著になっています。

      返信

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