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結婚記念日に「トムとジェリー展」に行ってきた。

突然ですが、お宅ではお子様への教育方針はどのようなことをされてますこと?我が家ですか?ええ、我が家では「ドリフターズ」と「トムとジェリー」、「フルハウス」の英才教育を進めておりますの。

ええ、「8時だよ!全員集合」とかですわ。Netflix限定の「フラーハウス」は見せておりませんし、親も見ていませんが「フルハウス」は見せてましてよ。家族愛でしょ?あれ。大事なことはちゃんと教えなければならないと思ってるざんす。

なので帰省の車の中は「ドリフターズ」か「トムとジェリー」か「フルハウス」のDVDが延々流れているわけです。何か問題でも?

というわけで、大型連休の中、銀座松屋で開催されている「トムとジェリー展」に来ましたよ。みんな大好き「トムとジェリー」だし、この10日大型連休なので相当混んでいるかと思いましたが…開店すぐの10時ではたいしたことなかったですね。

展示はトムとジェリーの歴史、制作物、この展示に合わせて作られたオブジェクト、今放送しているというトムとジェリー、「チキチキマシーン猛レース」などの関連アニメの紹介などで構成されてる。

ムスメたちは、英才教育の影響のおかげか、見るもので「あ、あの話のやつだ!」と指さしてストーリーを語りだす。なんですか、これ。親冥利に尽きますね。

この展示のためにつくられたオブジェがまたできが良い。このジェーリを掴んで睨みを利かすトムとかすごい。

「小さい穴を潜り抜けて細長くなってしまったトム」。これも次女ちゃんが「これ見たーっ」って。

瓶の中に落ちてその形になったトム。

フライパンを踏んで顔に当たってその形になってしまったトム。

階段にあわせて潰れてしまったトム。

ビリヤード玉を顔面にウケてめり込んでしまったトム。

a石油王だったら即買いして部屋に飾りたくなるレベルのオブジェ。すごいこれ!

セル画も見ものです。そんなに数多く展示されているわけではないけど、当時はセル画が高くて書いた後に消して再利用したという話もあるので残ってるのだけでも貴重なのかもです。とりあえず、すっごくキレイ!

一部ではこの様にフルすぎて色が落ちちゃってるセル画もあります。

アニメータの机、というのを展示してました。いやいや、コピックは時代考証足りなくなさすぎですよw。

寿命の長いコンテンツってすごい。これだけ長く見られることを製作者は考えてたんだろうか。たぶんそうは思ってない。

でも、見る方はイロイロ学ぶ技術がある。話の作り方、100年近く前にこんな手の混んだアニメが見られるのは素晴らしい。ジェリーの仕草もトムの感情も今よく見るものだ。効果音をオーケストラでやるとか、すごーく画期的だ。

これなんか、死ぬまでに弾けるようになりたいものね。

ムスメたちも楽しめた「トムとジェリー展」。来てよかった。ムスメだけでなく、親も楽しめました。今後も「トムとジェリー」で楽しめる世の中だといいなぁ。

そういえば、りょうすけが一番好きなストーリーは「ピアノコンサート」です。そう、アカデミー賞もとったアレ。こないだNHK Eテレの音楽番組でも特集してましたね。あれ感動しすぎて消せないですわー。円盤にならないかなー。

言ってませんでしたが、今日はりょうすけと妻ちゃんの結婚記念日です。2010年結婚なので、とうとう9年目になりました。ホント、今までで見捨てられてないだけでも奇跡です。ありがたい。

なので、焼肉を食べに来ました。


来年は10周年なので、二人っきりで晩ごはんとか行きたいなー。

摩耶峰央原画展 4期も訪問できてコンプリートだぜ

4期にわたって開催された「摩耶峰央原画展」も最後の1期になりました。もちろん行きましたとも。3期通ったのに4期は行かない、なんてありえないじゃないですか。

4期目は「ミーちゃん特集 魔夜峰央(通称・ミーちゃん)の冒険」がテーマ。著者が出てくる作品は世の中にいくらでもあるが、これほど愛されてる著者キャラはいないんじゃないか、と思うアレ。みんな知ってるよね?

初っ端から、比較的初期の「パタリロ!」での著者登場ページを掲載。まだひし形口を全面採用してない時ですね。


著者のプライベートも惜しみなく展示。さすがです。パタリロ人形は著者夫婦の結婚式の引き出物だったとか。こんなんヨダレでちゃうやん…。

結婚写真も拝見できます。

パタリロ人形が引き出物、というのもパンチがあるのに、人形を作ったのは久月とある。雛人形などの日本人形メーカーがパタリロ!を作って提供したというのもまた味があるではないか。久月である必要あったんか…?

「パタリロ!」から外れた「親バカ日誌」の原稿も。このページは見たことがないから2集のページだろうか。ご子息を含めた家族写真も展示する無防備っぷり。すばらしい。

まぁ先生のご令嬢などはすでにマンガ家としてネットでも知られているし、イベントに顔を出すことも多いのでファンの間ではすでによく見知った人なんだろうけど…あまり家族の写真を出すのはちょっと抵抗あるよねぇ。一般人としては。

この辺、編集者にネームを見せないでそのまま原稿を通してもらうという先生のペンが走った感が感じられるページ。しかも左1/4が広告スペース。狙ってるのか、思いついたからやったのか。

展示では著者の作品乱入の解説もあります。こういうのを調べてる人がいる、と思うと…なんか世の中広いんだなぁと感じますね。

いつごろから口がひし形になったのかもわかります。

いつもどおり、一話がそのまま生原稿で掲載されています。ついつい全部読んで、ホワイトの少なさ、線の細さに見とれてしまうわけです。

オマケは「パタリロ!」の作品名・主人公名決定の瞬間です。

4期にわたって摩耶峰央原画展を訪問しましたが、毎回驚きのある素晴らしい展示会でした。ファンのココロの掴まえ方が上手すぎてツラいw。

「パタリロ!」も単行本100巻を越えたそうです。摩耶先生も(お会いしたこと数年前に1度きりですが)まだまだお元気な様子ですし、これからも単行本は出されるでしょう。末永く、楽しく執筆していってほしいものです。

大丈夫、ファンはもう摩耶峰央なしでは生きていけないカラダになってます。

摩耶峰央原画展(1/4部)に行ってきた。

明治大学の米澤嘉博記念図書館で摩耶峰央の原画展が展開されている。10月から2月の間に4期開催予定で、各期で展示物が替わるようだ。先週は摩耶峰央本人が来場しトークショーも開催されたらしい。まったくうらやましい。

しかしこの展示会は土日祝日月曜金曜のみ開催される。平日の火曜・水曜・木曜はやってない。社会人に冷たい展示会だなぁ。そして、第一期が今週金曜日まで。ギリギリになると混みそうなので、月曜の今日に都合を着けて行ってきた。

まず、明治大学の施設ならJR御茶ノ水駅近くかな、と思ったら結構入り組んだ道を進んで「ここが大学の設備?」というビルにその米澤嘉博記念図書館はあった。

そして、この米澤嘉博記念図書館もだが、米澤嘉博氏という人も知らなかったので、図書館の内容にだいぶ驚かされる。

なんでも、マンガ評論家だった人らしい。そして1975年の第一回コミックマーケット(以降「コミケ」)の設立メンバーだったそうな。だからコミケカタログがあんなにならんでいたのか。

たぶん、氏の蔵書のほんの一部なのだろうが、なかなか濃い書籍が展示されていた。2階の閲覧室ではこれらの一部を見ることができるのだろうけど、日大学生以外は登録が必要そうだったのでそれ以上は入るのをヤメた。

この米澤嘉博氏の常設展の横で摩耶峰央原画展が展開される。まずは1981年に描かれた自画像がお出迎えだ。下にスピーカーがついてて、録音された摩耶峰央先生の肉声が拝める。見えないのに拝めるって言わないかしら? 拝聴できる。

「ラシャーヌ」の原画や、「パタリロ!」の扉絵などが複数展示されている。見どころはやはり墨塗りのベタと繊細な線。そして修正液の少なさ。

下の効果音「グッサーッ」の周りは一度ペンで描かれてからホワイトで消しているのではなく、ペンで描かれる段階でフェードアウトさせている。それもココだけではない。展示されている原画のほとんどでホワイトがない。

吹き出しの中は写植後の鉛筆を消すためのホワイトで、先生の作業ではない。今回展示されている原画から見つけられたホワイトは「ラシャーヌ」のこの部分だけ。何を間違えてホワイトしたかも想像できない場所だ…。

展示されている原画の下には先生のコメントが掲示されているのだが、その中で一番驚愕だったのがこれ。

カブラペンはGペンよりは堅いので強弱がつきにくいにしても、あの線は絶対丸ペンだと思っていたら冒頭から否定である(笑)。6から7つのペン先から1本しか良いペン先が見つからないし、それでも5,6枚で交換するって、プロはさすがや。

堅いカブラペンであるが、一度ヘタるとGペンと同じぐらい強弱がつきやすくなるので、「ヘタる境界」でも線が変わらないということは腕のキープやペン先の高さの維持、力の入れ方が一定なんでしょうね。100巻も「パタリロ!」描いて腕の病気がネタにならないのはいろいろ気をつけてるんだろうなぁ。

また、先生はネームを編集に出さないことでも有名。ネームは台詞回しやコマ割り構成などを考えて、編集と相談したりするのに利用する台本。一応、りょうすけも月刊誌SoftwareDesignの連載マンガ「ひみつのLinux通信」では編集とやり取りするのに使っている。

今回はそのネームが展示されてた。しかも巷では名作とされているが、実はパタリロの強欲深さで一人の部下が死んだだけやん、という「FLY ME TO THE MOON」のネームである。ありがたやありがたやw。

ネーム以外に未公開作品としてラフ画像が展示されていた。

ラフや設定ノートとか(これまでの発言から)持ってなさそうなので、こういうのが残って展示されているのは貴重だと思う。

いやぁ、楽しかった。できれば、トークショーに参加して、「ひみつのLinux通信」に出てくる先輩キャラクターは先生の玉ねぎ部隊のインスパイアです!って伝えて公認とりたかったけど、予定があわなかったのでしょうがない。次の機会を狙います。

原画展示会はこの後、2月まで数週間おきに4期展示物がかわるそうなので、毎回行きますよ。

日本科学未来館の「デザインあ展」に行ってきた。

目覚めると、昨日の筋肉痛が出てない。お、りょうすけちゃんもトレランにいよいよ慣れてきただろうか。ちょっと休んだらカラダが復帰するようになるのは理想的だよね、って思ったけど、8時に出掛ける頃には階段を降りるのも苦労するぐらい筋肉痛が出てきた。

今日は、本当はイベントに参加する予定だったのだけど、昨日ハセツネ試走に行くことにしたので、イベント参加をやめて家族と別のイベントに行くことにした。

台場の日本科学未来館で10月19日まで開催されている「デザインあ展」。

Eテレで放送中の、デザインを刺激させる番組。「ものには全て理由がある」というフレーズで、人工物から自然物にまでなにかしらの意思や計算が入っていると啓蒙し、デザイナーらしく「常識を疑う」視線をもたせる番組だ。

この番組を知らないなんて、人生の半分を損してるからね。

以前、日本科学未来館で開催された「ディズニーアート展」は、まだ長女が保育園児だったので平日に来たのだが、今は小学生で平日は休み難い。なのでしょうがなく、連休最終日の今日を狙ってきた。

8時に自宅を出発、首都高は渋滞もなく、9時前に台場ICを降りて、9時10分には科学未来館駐車場に到着。スムーズに地下駐車場に停められて、滑り出しは良好。

10時開場なのでちょっとオヤツでも食べながらのんびりして、9時半に車を出る。すると会場前に長蛇の列。

予想はしてたが、整理券配布の列らしい。しょうがないので並んで、15分後に「10時半までに入場」の整理券をゲット。客入りやランチ時の混雑具合を考えるとすぐに入ったほうがいいか、って入ることにする。

今回、一眼レフをやめてコンデジで対応しようとおもったら、ずぼらな性格が実を結び、「バッテリー容量が足りません」と言われて使えませんでした。なので、もっと使えないりょうすけちゃんのスマホでの画像のみでお送りいたします。

入ってすぐ、「解散」や「デッサンあ」などを展示した「観察の部屋」に。ここでは、お弁当のご飯の中心にある梅干しを自分の頭に置き換えて、何が世界として見えるかを楽しめる「うめぼしの世界」を楽しめる。

が、人が多くてこの「うめぼしの世界」が40分待ち。またねーよっ!やめやめ。次行きます。

他にも「器」をなくしたものがどういう風になってるかという展示が多数。「解散」ほどではないけど、お弁当の構成をばらして展示したものなどは迫力満点。

「デッサンあ」のコンセプトで宇宙飛行士を描く展示は、各自で鉛筆画を書けるのだけど、それを提出すれば、Webでリアルタイムで画像が見られるサービスをやってる。本当すごいな。

日本人の名字の多い程大きいサイズの展示が興味深く、りょうすけちゃんの名字もちゃんと出てました。「沓掛」と同じ程度なんだなぁと驚きました。

長女お気に入りの「紋」も体験できます。コンパスが置いてあるので是非体験してみましょう。って長女ちゃんにやらせたら、コンパスの使い方がわからないのね。小学一年生じゃしょうがないよね。

「体験の部屋」はスゴくて、四面での映像を見られます。「”あ”のテーマ」「解散!」「森羅万象」「ガマンぎりぎりライン」を楽しめる。特に「森羅万象」は4面全部を使った大迫力なので、是非座って見て欲しい。他のお客さんも4面見るためには座らないといけないのだ。

順路通り楽しんで最後はお土産コーナー。3月に発売されたという映像集を、トートバッグが着いてくるというエサに釣られて購入。まぁいつか書くと思ってやつだから問題ない。

「あ」を出たのが12時。ランチどうしようかってとりあえず6階のカフェテリアに行ってみるも混雑がスゴイ。天気もいいし、コンビニでナニか買って公園で食べるか、って外に出てテレコムセンター横のファミマに行くも、みんな同じこと考えるようで、おにぎり類がまったくない。ココも諦めて「ゆりかもめ」に乗って台場に移動し、ダイバーシティに移動。

今日は「ウルトラジャパン」というイベントが開催されている影響か、ドコの店も混んでる。イタリアンに決めて30分まってランチしましたとさ。

その後、「ウルトラジャパン」を通って科学未来館の駐車場に行こうとする。もう子供連れて歩いてる人なんていない、みんなパリピばっかな世界がそこにあった。

科学未来館について、暑かったのでかき氷食べて、帰路につく。まだ、「デザインあ展」に入る人の列は残ってた。17時半の整理券って言ってたけど、いつまで受け付けるんだろう。