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「山と食欲と私」(7)読了。「ガーリックチップス」が美味しそうだったので試したい。

愛読している「山と食欲と私」の最新刊7巻が発行されていたのでAmazon Kindle経由で購入・拝見いたしましたよ。

タイトルから推測できるとおり、最近流行りのグルメマンガに登山スパイスを足した作品です。登山して、山の頂上でオニギリならぬ、なにかひと手間掛けて食事を楽しむストーリーが満載。

山と食欲と私 7巻 (バンチコミックス)
 

今巻は甘酒に味噌入れて肉じゃがを投入、とか「おしるこ with ウィンナー&チーズ」とか…それ山に行ってまで食べたいか?ってメニューの迷いが感じられるストーリーもありました。そんな7巻の中で、山に行かなくても試せる、いやぜひやってみたいメニューがこちら、「ガーリックチップス」!

 

ああ、これでビール呑みたい!

8巻も期待していますよ!

最近出版された「トレイルラン入門」を読んでハセツネ30K対策しようかな。

先日手が滑ってエントリーしてしまったハセツネ30Kは4月1日開催です。

困った。

本当に困った。

オレちゃん、トレランしたこと無いのよね。

ハイキングの下山道でちょっと走ったら気持ちよかったのを覚えてるだけなのよね。

エントリした日、SNSでエントリしたことを呟いたら「お前大丈夫か?試走行くぞ!」の激励を受ける。

 

いろいろ装備を用意しないと行けないようだけど、とりあえずシューズかなって思うの。どこに買いに行こう。なんて悩みを軽く呟いたらアドバイスを頂く。もうこの世は本当にやさしさでできてるな。こんな初心者ちゃんが、出来心でエントリしたトレランに全力でサポートしてくれる人がる。本当に、気軽にエントリしてすみません!(笑)

 

って、ちょっと気楽に考えてたけど、エントリーしてから数日、日に日に心配事が出てきた。マラソンランナーの吉田香織さんが、自身のSNSでトレラン雑誌の広告をしてたので、ちょうどいいやって買ってみました。

「ロードランナーのためのトレイルラン入門」。まさにりょうすけにうってつけのタイトル!

 

中身は、鏑木さんと吉田さんのインタビュー、トレラン会社員のトレーニングカレンダー、都内トレラン練習コースの案内、シューズの話など盛りだくさん。シューズ特集で気になったのは、サラモンっていいデザインだよね、っておもってたのに1,2個しか紹介がなく、ほとんど紙面に出てきてなかったこと。吉田さんか鏑木さんってサラモンの契約ランナーじゃなかったっけ。なにかシガラミがあったのかしら。

とはいいつつ、このムックはとても面白かったですよ。

あー、山岳保険とか入らなきゃだなぁ。

 

「ローカル女子の遠吠え」3巻読んだ。静岡いいなぁ、と思わせる作品。

静岡県は好きですか?
ぶっちゃけ、りょうすけは結婚するまでの静岡のイメージはこうです。

  • 富士山
  • うなぎパイ
  • 東京から愛知に帰るのに新幹線こだまを使うと無駄に多い駅に呆れる。
  • 箱根って静岡なの?神奈川なの?
  • お茶がでる蛇口が小学校に完備されているんでしょ?
  • 浜名湖ぱるぱる

静岡出身の彼女と結婚してから、りょうすけの静岡感はかつてのそれに比べたらかなり好印象です。

  • 富士山登山、富士山登山競走
  • サーフィンスポットとしての御前崎
  • 御殿場アウトレット
  • 大井川とマラソン
  • 深蒸し茶
  • 銘酒「女なかせ」
  • 緑茶サイダー
  • 静岡おでん

高田馬場の静岡おでん居酒屋に通うぐらいです。
東海トラフ沖地震が不安ですが、住みたいぐらい気に入ってます。

妻との結婚以外で、静岡の良さをりょうすけちゃんに伝えるマンガ作品があります。
本日発売の「ローカル女子の遠吠え」3巻、さっそくヨドバシ.comの電子書籍サービス「Doly」で購入、読みました。

ローカル女子の遠吠え(3) (まんがタイムコミックス)
上のリンクはアマゾンに貼られていますが、アフェリエイト狙いです。
遠慮なくクリックして書籍版でも電子版でも好きな方を買ってくれたまえ。

すでに3巻。1巻と2巻が出た時もレビューを書きたいと思っていたけど、忙しさに負けて書けませんでした。
今日はここに3巻をレビューしちゃえることを光栄に思いますよ。時間を作るのは難しいっ
3巻の紹介だけど、大丈夫!3巻から読んでも全然理解できます。

表紙の女の子は、東京の建設会社に務めていたが静岡にUターン転職した主人公のりん子。
委員長気質の真面目な正確で、スナックを営む母の無茶振りも冷静に退け、東京から左遷されてきた天然男性社員にも容赦なくツッコむ人。

そんな主人公と、勤める静岡の会社でのほのぼの静岡4コママンガがこれ。

3巻は表紙をめくったソコから静岡愛が溢れる。

年に2・3回、夏休みと正月、秋の「しまだ大井川マラソン in リバティ」参加で静岡に行くけど、確かに静岡で全部済んでしまうイメージ。
だって、海だって日本一の山だってある。車で1時間も走れば山奥の温泉だって入れるしSLにだって乗れる。(夏とかは機関車トーマスも走ってます)
肉も野菜も魚も旨いし日本酒だって作ってる。静岡万能すぎる。

静岡以外にもちょっとした生活の知恵を出すところがこの著者の頼りになる所。
ちょっと感動したので紹介します。まぁこれ、いつ使うんだろうって思いますが。

さり気なくイギリスのEU離脱のような時事ネタを静岡にかぶせてぶっこんでくるところが恐ろしい。

静岡は東の伊豆方面・中央の中部・西の西部で微妙に別れているというのは初めて聞いた。
これはいつ戦争が起こっても不思議じゃねぇぞ(笑。

なにかにつけて静岡県民は富士山と家康とお茶で片付くらしい。
ですが、静岡はすでに戦争を始めており、富士山は山梨県と、家康は愛知と戦争をしています。

愛知県の三河地方出身のりょうすけちゃんは岡崎市出身の営業課長を応援します。家康は岡崎のものです。
ちなみに、愛知の尾張地方と三河の戦争もすでに何年やってるんだろうってぐらいですよね。
本当ですよ、戦争。

そうそう、画像はないですが3巻では静岡県島田市にある川場温泉が取り上げられています。
年末にりょうすけちゃん一家がよく行く温泉ですね。え?知らないですか。そうですよね。

この作品、静岡にちょっとでも噛んでないと全く面白くないからね。
これをいい機会だと思って静岡に触れてみましょう。
とりあえず、高田馬場の静岡おでん ガッツか、三鷹にある静岡おでん居酒屋から始めて見るのがベストじゃないでしょうか。

そして気になったらこの作品を読んで、静岡に旅行に行こう。
富士山に登って、伊豆半島の温泉に行ったり爬虫類動物園に行ったり、水族館、灯台めぐりもいい。

そして静岡の住民と交流し、この作品をもう一度読むと…新しい世界が開けます!

「#こんなブラック・ジャックはいやだ」が、マンガ経歴1.5年から産まれた偉業に恐れおののく。

「ブラック・ジャック」といえば、巨匠・手塚治虫の無免許医師のマンガ、最近では佐藤秀峰の医療漫画「ブラックジャックによろしく」が出てくる所。

今日は、手塚治虫の「ブラック・ジャック」の、いわゆる「イタコ漫画家」の作品「#こんなブラック・ジャックはイヤだ」という作品。

2017年1月末に書籍版はリリースされていたんだけど、電子版を待ってたのよね。思い出してさがしてみた今日、Kindle版が出ていたのに気付いたので購入。書籍が出るまではもうワクワクドキドキ、勝手に電子版が出るまで待ってたけど、この作品は本当にヤバい。

#こんなブラック・ジャックはイヤだ (エヌ・オー・コミックス)
著者は「つのがい」という人。ツイッターでは https://twitter.com/sunxoxome/ でアクセスできる。
最初に作品を見たのはこれ。

誰かのリツイートで見たこの5コママンガだけど、1,2,4コマは松本零士風だけど3,5の手塚感に、今まで見つかっていなかった手塚ページが発掘されたかと思った。松本零士風だし、ギャグが手塚治虫らしからぬ作風から「あれ?手塚治虫っぽいけどこれ…もしかして田中圭一か…?」って思ったら、「つのがい」というアーティストの作品だったというね。

この書籍、ブラック・ジャックをネタにしたパロディ満載で、最初から最後までもう本当に素晴らしいんだけど、残念なことに手塚治虫作品じゃない。
いや、手塚治虫作品だけど、手塚治虫が執筆してない素晴らしい作品に仕上がっている。

悪役ロックや、ピノコのカワイさ、ブラック・ジャックの冷徹なツッコミ。
それが「つのがい」氏の腕で、それはそれは手塚治虫によって描かれているように見えるブラック・ジャックで描かれている。

手塚プロの凄腕アシスタントが今頃日の目を見たのかと思って読み進めると、巻末自己紹介ページに「1年半前に失業してペンを握ってみてマンガを書き始めた」と。

なんだ、ただの天才かっ

いや、ただの天才レベルじゃない。ここまで手塚治虫タッチをコピーして、オリジナルを崩さずパロディしきってキャラの性格も壊さない。
コレほどのパロディというか、二次創作を今まで見ていただろうか。いや、見てないっ!!(反語)

しかもこれ、途中までスマホだけで描いてたと。なんだ、やっぱり天才かっ

りょうすけは、中学生の頃にマンガを始めて、今はマイナーなITエンジニア雑誌で1ページ漫画を連載してるけど、20年以上マンガを考えてたけどコレほどの手塚クオリティは描けない。

吉祥寺に住むという、手塚治虫の娘にも見初められ、手塚プロ関連の仕事を受け取るまでになった彼の作品、よかったら一度手にとって欲しい。
これは、コピーとかイタコとかいうレベルじゃない。特に手塚治虫が好きだったというわけでもなく、とてつもなく面白いブラック・ジャックパロディとして完成された作品だ。何を言ってるかもうよくわかんないけれど、コレヤバい。