日別アーカイブ: 2021年5月2日

自動車学校でのサイクルスクールに参加してみた。

サイクルスクール? 

りょうすけくんはママチャリの運転は自信があった。だって、毎日子供を保育園におくってるから。

ではロードバイクはどうか?

ロードバイクについては、自信はない。

ロードバイクに乗り始めた2015年ごろ、近所のサイクル友達のアキノリさんに「ロードバイクって難しいよね。」と言った後の返事「たかが自転車です」に驚いた。

これは衝撃的だった。ロードバイクに対し、不安を持ってるりょうすけくんが、まったく不安をぬぐえなかった一言だった。自転車でひとくくりにできるの?って。

今思うと世の中のママチャリ乗りは上手に乗ってたんだな、ってわかった。りょうすけくんはママチャリすら自分が自信持ってるほど上手に乗ってないってことだ。

最近、りょうすけくんは手放し運転をママチャリでやっとできるようになった。

体幹の力はあるのかもしれないけど、使い方が良くない。それがママチャリにもロードバイクにも使えてない。りょうすけくんは自転車に乗るのが下手なんだ。

まぁ自転車未熟度がわかったならどうするのが対策になるか、です。

ということで、前から参加したかった、自動車学校で開催されるスマートコーチング主催のサイクルスクールに参加してきた。

午前はスクール

午前は自転車の基本。真っ直ぐ走る、曲がり方、ペダリングを講習。講師はロッポンギキスプレス、ハムスタースピンの福田さん。テレビでもWebでも何度か見てる人だ。本も買ったことがある。

(1) 自転車に乗って、ペダルを踏まずに体を前後に動かして前に進む練習。

自転車の上で体がどれだけ自由に動くか、というのは本や動画とかで見てた。実際にやってみたこともあるけど、これだけ時間をかけてのは初めてだった。意外とできるんじゃないかと思った。

(2) 自転車を右や左に傾けたまま、ペダルを回さずにまっすぐ進む練習。

カラダがしっかりしてれば、自転車がちょっと傾いてても前に進めるのを体験する。これはママチャリでも通勤用MTBでもできる。自分の体の重心がどこにあるかがなんとなくわかる。

そして、自動車学校のオートバイ練習コースをくるくる。

(3) 曲がるときに、イン側の手をアウト側の肋骨を触ってみる練習。

曲がるときには外側の足を延ばすのは意識してた。今回は、イン側の手をアウト側の肋骨を触りながら曲がる練習をした。曲がるときはアウト側の足を延ばして、アウト側のハンドルを抑えると安定する、と。

これは今までの経験と違ってたので驚いた。どこで得た知識か、りょうすけくんはカーブの時に無意識にイン側のハンドルに力が入ってたのよね。それが間違っていたと。

実際にカーブでハンドルのアウト側に力を入れる、もしくはイン側の手を放してみるときれいにカーブを曲がれる。なんだ、これ、と!

あのね、りょうすけくんは本当に自転車に乗る方法を知らなかったんだと思う。

(4) ペダリング練習

教習所に唯一ある坂を利用して、一番軽いギアでゆっくり登ってペダリングを確認する練習。

踏むのではなく、クランクを前に倒すという気持ちと言われるが…いまいちどうするのかわからなかったので福田コーチに聞いてみた。実際にどこを動かすのですか?と。

「ハムストリングがうごけばよいです。先ほどから見てたのですが、あなたはあと2枚ギアを重くしてやってください。」

と。2枚重くして見たらインナーローではわからなかったハムストリングを使ってクランクを倒す感じが何となくわかった。

あれかな?「弱虫ペダル」で巻島先輩が坂道君に「シューズを前に進めるように踏むといい」って言ってたやつかな?(画像は見つけたら貼る)

(5) 集団走練習

クリテリウムとか参加して、やっぱり隣の自転車との距離とかが怖かった。

ここではとりあえず3人組で2.1の体制で集団走を体験。前の二人は肘がつくぐらいの距離しか離れていない。その後ろは前の二人の後輪に自分の前輪を入れてキープするように走る。

意外とできる!

3人なので、一周ごとにローテーションしてみると、「俺たちやればできるな!」って思う。ワイあいあいと数周連取したら、ほかのグループと連携して2.1.2.1.2.1.2.1の形態で走る12人走はまで膨らんで集団走してた。

意外とできる!!

(6) 自由走

自動車学校の外周コースを周回する練習になった。様子見して走ってたら福田コーチと数人がまとまって逃げようとする。追いかけてみた。それがなかなか追いつかない。

なぜ追いつけないのか考えたら、90度カーブでブレーキしちゃうことかと思った。ちゃんと自転車を傾けて、コースもアウト-イン-アウトすればブレーキをかけずに通れることを数周して確認したらちょっとずつ福田コーチ集団に近づけるようになった。

自由走がはじまったところでは31km/hぐらいの周回だったが、37km/h周回になってた。周回で自転車はこれぐらい速く走れるのか、と思った。ちなみに、単独で走ってる(もしくは、先頭で引かされてた)のでりょうすけくんの能力だ。

あと10mぐらいで福田コーチの集団に追いつく、というところの90度カーブを過ぎたところの後方で落車が発生。

落車を確認したときは焦った。もしかしてりょうすけくんのカーブの仕方がおかしくて、後続に迷惑をかけたんじゃないかと。(距離離れてたのでたぶん違う)

落車確認して救護に向かう。落車したのは夫婦でやってるサイクルYoutuberの妻の方。担架に乗せられて道に残った鮮血を見てしまった。「顔ぶつけたのだろうか。」と心配になる。が、後日Youtube見たら元気そうだったので安心した。

スタッフのてきぱきした動作で転んだ二人は日陰で処置、救急車に載せられて病院に。スタッフの動作に感動した。

このまま昼休憩に入った。気になってたサイクルYoutuberの旦那様は奥様に同行したのでいなくなってしまった。ちょっとレース練習したかったので残念であるが仕方ない。

午後は模擬レース

午後は15分間の練習レースが2回開催される。

りょうすけくんは、レース初心者のM3カテゴリに参加。

1回目の練習レースは15人ぐらいの参加者。スタートと同時に大粒の雨が降り始める。

「通り土砂降り」でやる気をなくしブービー賞。

「カーボンホイールはブレーキが効かない」と言いますが、リムブレーキのりょうすけくんのバイクは確かに効きませんでしたねw。

ヘアピンカーブのあるコース、勝つことをあきらめたりょうすけくんは自転車の可能性を探るレースにしましてね、ブレーキはどれぐらいで止まるのか、ヘアピンは曲がれるのかを試すことにしました。

平坦コースなので大したことはできないですが、ブレーキの効きは悪くなることはわかったし、意外と自転車を倒しても曲がれるし雨で滑らないことがわかりました。雨でまがれるんだ!ってのは自信になります。

ツールドフランスとかでプロ選手は雨でも曲がってますが、あれが一般人にも適用できるのかは不安だったのよね。この雨は、りょうすけくんの経験に有益な雨だったと思う。

一回目の練習レースが終わったら雨がやみましたね。あれ?りょうすけくんが「嵐を呼ぶ男」って話ですか?

通り雨の後、1レース終わったらほとんど道路が乾いてました。気温が高いからですかね?

そして2回目の練習レース。

15分のレースですが、数周は福田コーチが先導することになった。

スタート後、せっかくなので福田コーチにツイキチでライン取りを習うことに決めた。
スタート後、ダッシュで福田コーチの後ろに待機。コースの走るラインをずっとついて行く。(下の画像はイメージです)

5周ほど後ろを小判サメした。ここで得られたのは、
・ヘアピンでもブレーキはする。(あたりまえ
・ちゃんとバイクを倒せばヘアピンも期待通り曲がれる
・インはゆずるな

5周して福田コーチが先導から外れたので先頭を回してたら2周して3人に抜かれた。しかし千切られない。前の方でちらちらしてる程度だったので追いついてツキイチする。

90度カーブでノンブレーキカーブができるようになったら全然離されない。後ろについてると楽なんだなって体感できる。ちょっと感動だ。

残り3周の告知の後、前の二人が遅れたので先に行き、あと一人は残り1周の坂でパワー勝負して前に出て、インをふさいでゴール。横に人がいないゴールを初めて感じた。ツールとかでガッツポーズする選手は「なんで確信してるんだろう」って思ってたけど、こういう感覚なんだとわかった。

練習レースだけど、自転車で1等賞は初めてだ。

今日は、2回の練習レースの合計点で順位が付けられるので、りょうすけくんの入賞はなかったけど…練習レースだけど1等賞は自信になった。

今日、このスクールに参加した成果は、オレちゃんには思ったより大きい。

まとめ

バイクの乗り方からレースまで教えてくれるスマートコーチングのサイクルスクール、前から気になってたけど想像以上に得るものがありました。

自転車に乗れない人は絶対参加した方がいいよ。