今年はもうマラソンに関しては後がないのよね。
予定してたハーフマラソンは全部自己ベストを出さずに終わってしまった。もう青梅マラソンと、ターゲットの「はなももマラソン」だけ。
自己ベストを毎年出し続けるのは大変だと思ってるよ。でも、勢いって大事だと思うの。ハーフでベストを出して、青梅の30kmでも自己ベストを出して、ターゲットのフルマラソンで自己ベストを出していきたい。
ダイエット目的に2006年に走り始めてから14年。ちゃんとスピードを、2016年から求め始めて4年。順調にベストを更新して調子に乗ってたところの初めての壁かもしれない。
そして朝、起床してカーテンをめくって外を見ると…雨。
去年の東京マラソン2019年は雨の中、フルマラソンを走りきって3時間14分の自己ベストだった。実は、雨や寒さにはりょうすけは強いし、勝負できるんじゃないかって思ってる。今日はイケるのかな、って思った。
と、思っていても雨はテンションが下がる…。
午前6時半に起床、ご飯作って食べて、おにぎり握って8時半の自宅最寄り駅発の電車に乗れるように出掛けて、9時半にJR河辺駅到着。
当日受付の河辺小学校は改札を出て右ですよーって言われる。去年と変わったのかな?と思っておとなしく右に行って結局到着したのは去年と同じ会場だった。うーん、いつもと同じ道なら空いてたな。
受付して荷物置き場にしている居酒屋の明月館に向かう途中でタカクラ夫妻に会う。
受付に行くようだが、雨が降ってるところでりょうすけに会って「あー、だから雨なのか…」とおっしゃる。
最近、りょうすけは「雨男」扱いだ。2017年島田おおいがわマラソンが雨、2018年のサンライズ磐田トライアスロンが台風で中止、2019年東京マラソンで雨、伊良湖トライアスロンで当日は晴れたが前日まで台風接近、新宿シティハーフマラソンも雨だった。どうもその印象があるようで、トライアスロン仲間に雨男、嵐を呼ぶ男と言われてる。全然うれしくない。
しかし、天気予報や雨雲レーダーの予報を見ても11時半スタート後、13時までは雨が降る予報になってる。こまった。このままでは本当に「雨男」だ。
と思ったら、11時に雨が止む。やった!これはどう考えてもオレ以外に雨男がいて、むしろオレがレーススタートに合わせて雨を留めた感じじゃん!
11時にスタート地点に向かって出発。今回は1200台のナンバーなので結構前だ。集合場所から10分ぐらい歩いたわ。
澤穂希さんや高橋尚子さんの挨拶を聞いて、スターターによるよーいどん。予定通り11時半スタート。
3kmほど市街地を進む。ここは渋滞ポイントなので進めるところは進んで無理はしない。4kmまでも登道だけど、そこからちょっとした坂に入るのでここからちょっとチカラ入れる。
4kmぐらいで一度、左足のシューズ紐が解ける。まただよ。さっと縛って復帰。止まる前の集団に容易に追いつけたのは坂道だったからか。特に負担はなし。
5kmの計測ポイントでは22分の時計が見えた。まぁ最初の渋滞もあるし、そんなものか。これから坂もあるけど上げていけば…2時間と人桁の分でイケるかな…と狙う。
調子は悪くない。遅くはないけど、速いとも思えない感じ。意外とこういう感じのほうがいいときもある。
今回はあまり時計をみないようにしたんだよね。いちいち見るとテンション上下しそうだったから。今、終わってから見ると、ここまでは悪くないよね。4分20〜4分30秒ぐらいで維持する、と決めてたけど、いい感じや。9kmポイントの4分ペースは、下り坂だな。
12kmぐらいでもう一度、今度は右足のシューズ紐が解ける。ちょっとムカついたので縛った後の紐と輪っかを左右に引いてる紐の下に潜らせることにした。その後紐解けはなし。紐を替えようかとおもってたけど、最初からこうすればよかったのか。
14kmぐらいでチームケンズのカワハラコーチとすれ違う。そういえばハラダコーチも出てるって聞いたけど、見ないなー。カワハラさんより先にいるのかな?
15kmの折返し。苦しいけど止めるほどじゃない。ここから20kmまでは大きな登りはなく、下り基調。後続ランナーともすれ違う。何人か、チームの人とすれ違い声を掛け合う。下りなのでこっちは楽だが、すれ違いは登り。みんな苦しそうだ。
20-25kmは一つ大きな坂がある。「青梅マラソンは後半下り基調だから」と言われるけど、この坂をみると「うそつき!」って思うやつ。高低差をここで。気づいたかもだが25kmを越えた後にも一つ山がある。この2つが結構きつくて面白い。
22kmが4分42分と、ちょっと遅れてる。ここはあんまり考えてなかった気がする。考えると苦しくなるので、カラダが動くのを邪魔しない程度でゾンビになるモードで走ってた。自分で言うのもなんだが、これは基本的にカラダがデキてないとデキないモードでな、勝手に動くほどの能力が必要なのだよ。勝手に動くくせに5分/kmを切ってるのだから、我ながらスゴいw。
そして残り5km。25kmを越えたところの坂を乗り越えれば本当の「下り基調」。ただし、ちょっと足に着てるのでペースは上げられない。もう足の赴くまま残り距離をこなす。
時計は1kmごとにラップを表示するようにしてたし、「ピッ」って音がなるようになってたけど、音がなってもみないのは継続。これまで5kmごとに時計が置いてあって、きっちり22分間隔になってるのは見てた。この22分を継続してしまっては132分でゴール、2時間12分となり、目標の1桁にならない。やばいなぁとずーーーーーっと思ってた。
でも今更何ができるわけでもない。ひと桁は無理だけど、12分でゴールすれば去年より6,7分速くなったことになる。フロストバイトと新宿シティで撃沈した身としたら、ここで自己ベスト出せば3月の「はなもも」に持っていける。
本当は、今日の青梅で自己ベスト出せなかったら「はなもも」は出るのやめようと思ってたからね。今年は走っても速くならない年なんだ、って適当な言い訳つけるつもりでいた。
まだイケることがわかったのでペースを維持してゴールしよう。決心したらもう何も考えない。また考えない。このままゴールまでゾンビモード。
ようやくゴールまで1km。あとちょっとだけ頑張ろう、って思っても4’30″ペースw。そんなもんよね。そのままスパートできたわけでもない中途半端な状態でゴール。
ありがとう、スタッフのみんな、応援してくれたみんな、一緒にはしってくれたみんな。おかげで完走できたー。途中で止めて電車乗らなくてよかった。走れてよかった。
時計の記録は2時間12分ちょっと。13分に近い12分。ひと桁はだめだったけど十分だ。去年のりょうすけより6分速い。去年のオレに勝った。「はなもも」も勝とう。ハーフは負けたけど、30kmとフルでは負けないようにしよう。
体重は70kg、練習強度もそんなに強くなかったが粘って走れたと思う。よくやったぞ、オレちゃん。
ゴールしたらケンズのカワハラコーチが声をかけてくれた。2時間2分でゴールしたそうな。さすがに速い。ハラダコーチはその後16分ぐらいでりょうすけのあとでゴールしてた。25kmまではりょうすけの前を走ってたみたいだけど、25km以降で抜いたようだ。いつものケンズを着てなかったので気づかなかった。
そしてまたケンズのスクールに入ってないのに受講生のように一緒に記念撮影。厚かましいにも程があるなw。
さて、ちょっとデータを振り返ってみよう。今回のGarminを見てみると、心拍数を見ると間ががくーんと落ちてるが、心拍ベルトが下がりすぎてたのだろう。途中で直したから。期待したとおりに計れていれば平均172bpmぐらいになってただろう。
ゾーン5も7割程度になってたはず。今シーズン一番がんばったレースになったな。
後からStravaの青梅コース履歴を見てみると、初回の2年前と去年、今年と10秒/kmずつペースを上げられてるのがわかる。これなら、来年は4分13秒ペースでひと桁前半で走れるはず。
終わったー、と明月館で荷物をピックアップして駅の北にある「梅の湯」に移動。
温泉温泉〜。っていそいそと服を脱いでたら…足の薬指の爪が死んでるのが見えた。しかも両足…。この2年ぐらいならなかったので、走り方もシューズも靴下も理想的なものを見つけたか、と思っていたが…やっぱり下りのせいでシューズ内で前のめりになってたのかも。爪対策はむずかしい。
2時間半ぐらいでゴールできてると、駅前の温泉でも比較的のんびりゆったり入れる。これが3時間を越えると入場に整理券配布が行われるようになる。頑張って速く帰ってこよう。
カラダもあったまってロビーに行ってみると、ミヤザワさんがすでに席を確保してくれていた。ミヤザワさんはケガのせいで10kmでDNFして電車で帰ってきたそうな。青梅マラソンのコースはJR青梅線の横を走るので、DNFすると電車に乗って帰れる。Suicaを持っていなくても出場者ならゼッケンについてるチップで乗ることができる。(乗った瞬間DNF扱いになる)
とりあえず、おつかれさまのビール!(とおつまみのセット)
のんびりレースを振り返りながらのビールはいいねぇ。それが自己ベストレースならなおさらだ。
続々とチームメイトがお風呂から上がってきた。ビールとホッピー(の中身)の値段付が高いので焼酎ボトルで始めよう、と提案が。氷とソーダが無料だからボトルのほうが割安とのこと。あんまり呑みすぎたくないけど…水分補給のためだ、しょうがないねw。(本当はよくありません)
時間になったので反省会のために国分寺に移動。去年も来た店、コスパ最高の多古屋です。
18時までチューハイがジョッキ100円というのでみんなでこれでもか、と頼む。ノーマルモードでも160円でそんなに高くないのだが…。トライアスリートは自らを追い込むのが好きなのだ。この人たちも例外ではない。
もう何杯呑んだかも数えられない。しこたまチューハイ呑んで、レースで消費した以上のカロリーを摂取。ほろ酔いで解散いたしました。おつかれさまでした。幹事のホリウチさん、ありがとうございました。
楽しかったー。これが自己ベスト更新したレースの反省会ならばなおさらだ。次も、楽しくおいしいお酒が呑めるように練習してレースに臨もう。待ってろ「はなもも」!